運動も「無理なく」が大事。まずは動ける体づくりを
——「動ける体」とは?
北村:よく、ダイエットや運動の本ではすぐ筋トレの方法を教えるでしょう? あれ、普通の人は長く続かないんですよ。もともと運動をしている人は大丈夫ですが、普段何もしていない人が実践するとすぐ疲れてしまいますよね。
運動をしていない人がまずやるべきことは、ストレッチなんです。アキレス腱や脇の下を伸ばしたり、軽くジャンプをする。これを何日か続けるとどんどん動ける体になっていって、歩くのが疲れにくくなるし、自然と階段を上がるのも楽になります。
僕もダイエットのときいろんな運動をしていましたが、毎回しんどかったですね。最近は、動ける体になるための基礎づくりを重視し、ストレッチやジャンプを何回も繰り返していたら、運動をするのが苦ではなくなりました。
——すぐ運動、ではなくまず土台が大事なんですね。
北村:今は定期的にジムへ行って運動をしていますが、走っても30分から1時間とか。運動の前にストレッチをするのですが、そのときに「今日はだるいな。体が動かないな」と思ったら無理せずやらない、なんて日もあります。
一般的なダイエットは、キツい運動や食事制限が多いですが、続けるためには無理をしないことだと実感しました。
——「ダイエット=ツラいもの」と思い込んでいたので、その考えはなかったです。
北村:特に運動をせず何年も過ごしている方は、まずストレッチをするだけでもだいぶ変わると思います。キツい筋トレだけではなく、体を伸ばすことも立派な”運動”と言えますから。
テレビを観ながら5分でも脇の下や背中を伸ばしたり、軽くジャンプなどのストレッチを繰り返していくうち、徐々に徐々に体が伸びたり柔らかくなって、動きやすくなります。体が軽くなったなと感じたら少し運動をしてみる、みたいな感覚で大丈夫です。
毎日数分、体を伸ばす程度なら無理なくできるじゃないですか。それを何ヶ月か続けてから、さらに運動をしたい方は自然と体が動くようになると思います。
お伝えしたいのは、無理をしないのが本当に大切、ということです。
配信: クックパッドニュース