大学生暴行死 少年ら「現金分けあった」暴行中に暗号番号聞き出したか

大学生暴行死 少年ら「現金分けあった」暴行中に暗号番号聞き出したか

先月26日、大学生の長谷知哉さんが全裸の状態で江別市内の公園で見つかり、その後死亡が確認された事件。事件直後の容疑者らの動きについて新たな事実が明らかになりました。

逮捕されたのは、長谷さんの交際相手の大学生・八木原亜麻容疑者とその友人の川村葉音容疑者、そして少年ら4人の合わせて6人です。先月、江別市内の公園で長谷さんに暴行を加え死亡させた疑いが持たれています。

その後容疑者らが向かったのは…

大原麻潤記者)
「川村容疑者ら5人が乗っていると見られる車が、札幌方面へ走っていく様子が防犯カメラに映っていました」。

犯行があった日の夜、江別市内の国道12号を映していた防犯カメラの映像です。

八木原容疑者をのぞく5人が乗ったとみられる車が午前3時20分ごろに札幌方向へと走っていく様子が映っていました。その後、この車は川村容疑者の実家がある釧路市内で見つかり、10月31日に警察に押収されています。

さらに、長谷さんの衣服や所持品についても、新たな事実が。

捜査関係者によりますと、逮捕された少年らが札幌市内のコンビニのATMで、現金を引き出す様子が防犯カメラに映っていたということです。

少年らの供述「現金を分け合った」

警察の調べに対し、少年らは「長谷さんのキャッシュカードで現金を引き出した」と話していて、その額は十数万円とみられています。

少年らは長谷さんに暴行を加えている最中に、キャッシュカードの暗証番号を聞き出したとみられています。


また、捜査関係者によりますと、先月29日に札幌市内の川で長谷さんのものとみられる衣服が見つかったということです。リュックも見つかっていて、長谷さんのものかどうか調べているということです。


長谷さんが公園で発見されてから11月2日で1週間。なぜ、長谷さんは暴行を受け死亡し、なぜ、衣服や金品を奪われたのか。警察が詳しいいきさつを調べています。

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