休日の朝にぴったりの“聴くレシピ”をお届けする「ボイレピ♪ 朝ごはん」。
今回は、「鍋で炊いたおいしいごはんとそのお供」をテーマに、お米料理研究家のしらいのりこさんにおいしいごはんの炊き方&炊きたてのごはんにぴったりの「簡単ちりめん山椒」の作り方を教えていただきました。声優の梅原裕一郎さんをナビゲーターに迎え、お米の研ぎ方や吸水のポイントなどを声でご案内します。
料理の音は「しあわせの音」。心とおなかを満たす朝ごはんで、素敵な休日をお楽しみください。
鍋で炊くごはん
材料(作りやすい分量)
米…300g(2合)水…2カップ(400mL)
※米1合あたり、水1カップ(200mL)
※無洗米を使う場合、1の米とぎは不要です。
作り方
1. 米の分量を計る。2回ほど手早くとぎ、ざるにあげる。ごはんの炊きあがりに大きく影響するので、計量は正確にしましょう。米とぎはできるだけ手早く。といだ米は放置しておくと乾燥して割れやすいので、ざるにあげる時間は30秒〜1分ほどで十分です。2. 米を保存容器に移し替え、水を注いで吸水させる。常温なら30分〜1時間ほど、冷蔵庫なら2時間ほど吸水させます。3. 水を切って鍋に移し、分量の水(2カップ)を加えたらふたをして沸騰し始めるまで強めの中火で10分加熱する。吸水に使った水には米のうまみが溶け出しているので、炊くときに使います。鍋底から音が聞こえてきたら沸騰し始めた合図です。4. 沸騰し始めたらふたを取って全体をかき混ぜ、再びふたをして弱火で10分〜15分ほど加熱する。ここからは絶対にふたを取らないでください。火加減は沸騰状態をキープできるくらい。高温状態をキープすることででんぷんが変化しておいしいごはんになります。5. 炊きあがったら火を止め、ふたをしたまま10分間蒸らす。鍋底から聞こえる音が「ブクブク」から「パチパチ」と弾ける音に変わったら炊きあがった合図です。6. ふたを取ってしゃもじでごはんをほぐし、茶碗によそう。しゃもじで十字に筋を入れ、鍋底からごはんを上下にひっくり返します。こうして鍋底に残った余計な水分を飛ばすとごはんにハリが出て、粒だちがよくなります。ごはんをほぐすときは米粒を潰さないように優しくほぐしてください。
おいしいポイント
米をとぐときはできるだけ冷たい水で、汚れた水を吸わないよう、3分以内に完了させましょう。米を研ぐのは白米の表面に残ったぬかを取り除くためです。保存している米の表面が白く粉っぽくなっていたら研ぐ回数を増やしましょう。水は水温が低いほどしっかりと均一位に吸水するので、冷蔵庫で吸水させるのがおすすめです。米の芯まで十分に水分を行き渡らせるベストな時間が、10分で沸騰する火加減です。また、蒸らしの10分間は米の芯までふっくらとさせる大事な時間です。余熱で熱を加えつつ、米粒の周りに残った水分を完全に吸収させます。
配信: アイスム