あるものを、全く別の何かだと思い込んでいた――。読者のみなさんにも、そんな経験があるかもしれない。
東京都でファッションデザイナーとして活動するあき(@aki_akinz)さんも、そんな「勘違い」を体験した1人だ。
こちらは、あきさんが2024年10月28日に投稿した写真。
棚の上に、何かの文字が印字された小さな木片が置かれている。壁に立てかけるように設置されているところを見ると、お守りか何かだろうか。
……と、思いきや。この〝木札〟について、あきさんはこう呟いている。
「旦那さんがキッチンにずっと置いてたから何かお守り的なやつだろうと思い高いとこに飾ったわたし
かまぼこの板と判明」
な、なるほど……。改めて木片を見ると、書かれているのは「小田原 鈴廣」。めちゃくちゃ老舗のかまぼこメーカーだ!
かまぼこメーカーの名前だったのか。
「見た目の縁起の良さが可愛いと思った」
30日、Jタウンネット記者の取材に応じたあきさんによると、勘違いが発生したのはつい先日のこと。
夫が数週間ほどキッチンに置いていた〝木札〟を見たあきさんは「お札かな?」と思い、キッチンの換気扇の上に飾ったという。
「無知でお恥ずかしい限りなのですが、鈴廣さんのかまぼこを知らず、見た目の縁起の良さが可愛いと思いました」(あきさん)
それを見た夫は穏やかに笑いながら、あきさんに告げたという。
「それかまぼこ板やで」と……。
「(真相を知って)恥ずかしくもありましたが、かまぼこ板ってもっと安っぽいイメージを持っていたので『ずいぶんしっかりした板だな…』と思いました」(あきさん)
ちなみに、かまぼこ板だと判明した後も、変わらず換気扇の上に飾っているとのことだ。
あきさんの天然&ほっこりする勘違いエピソードに、X上では6万6000件(31日昼時点)のいいねのほか、こんな声が寄せられている。
「かまぼこ板、飾るのめちゃカッコいい!」
「由緒正しき神社でもらった感強い」
「ご利益ありそうなビジュアルですよね」
「昔から『鰯の頭も信心から』という言葉もありますし、大事にされていたかまぼこ板が家を守っているかもしれません」
今はただのかまぼこ板でも、このままずっと大事に飾り続ければ、もしかしたら本当に「お守り」になってくれる……かも?
配信: Jタウンネット
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