「安全に稼げます」 信じた若者を吸い尽くす闇バイトの巧妙な手口

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●引っかかってしまった場合、どうすればよい?

とにかくできるだけ早く警察に駆け込むことです。

「家族に危害を加える」という脅しがありますが、そもそも犯罪組織が、使い捨てのつもりだった末端の人間の家族に、わざわざ危害を加えに行く事は考えにくいです。

犯罪組織のメンバーは、自分たちの組織のことを「会社」と呼んだりするのです。彼らにとっては、詐欺も強盗も「ビジネス」です。お金にならないことはしません。

末端が自首したところで、自分たちは捕まらないと考えているのだから、末端に逃げられたらさっさと他の末端を探す方がずっと効率が良いのです。

また、警察庁幹部が、相談に来た人やその家族を「確実に保護します」と呼びかけています。警察がこのような保護を呼びかけることも異例であり、本気で保護しようと考えていると思われます。

まだ犯罪に手を染めていないなら、すぐ警察に助けを求めましょう。

凶器などを準備していた場合、強盗予備罪(刑法237条。2年以下の懲役)に問われる可能性は残りますが、自首も認められて刑が軽くなるでしょうし、起訴されないで済む可能性もあります。仮に起訴されても執行猶予が付く可能性もあります。

既に強盗に手を染めてしまった場合でも、すぐ警察へ申告すべきです。犯人が分かっていない状態であれば、自首が認められて刑が大きく減らされますし、そうでなくても量刑上非常に有利になります。

犯罪組織は、末端の人たちを、最初から使い捨てにするつもりです。特に詐欺や強盗は痕跡が残りますから、末端の人はいつかは必ず逮捕される時が来ます。

犯罪を重ねてから逮捕されてしまうと、先に説明したように、一生を刑務所の中で暮らすことになるかもしれません。

ですから、どのような段階であっても、すぐに警察に助けを求めるべきです。

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弁護士ドットコム
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「専門家を、もっと身近に」を掲げる弁護士ドットコムのニュースメディア。時事的な問題の報道のほか、男女トラブル、離婚、仕事、暮らしのトラブルについてわかりやすい弁護士による解説を掲載しています。
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