秋に旬を迎えるタケノコがある!?
タケノコと言えば春の風物詩ですが、秋に旬を迎えるレアなタケノコがあるのをご存知でしょうか? その名も「四方竹(しほうちく)」です。高知県が名産地として知られ、現在は全国に出回るようになりましたが、関東など東日本では、まだまだ珍しいタケノコと言えるかも知れません。アク抜きをした水煮の状態で売られていることが多く、やわらかでコリっとした心地の良い食感が特徴。意外なほど簡単に調理できて、お肉との相性がばっちりです。おすすめレシピを紹介しますので、この秋、四方竹に出会ったら試してみてください。
▲その名の通り断面が四方形をしている「四方竹」。
「四方竹」ってなに? 名前の由来は?
四方竹は、一般的な春のタケノコとして知られる孟宗竹(もうそうちく)」よりも小型で細め。切り口が四角形をしていることが、名前の由来です。秋の山菜として珍重され、かつては鮮度を保つことが難しく産地以外にほとんど出回らない幻のタケノコだったそう。現在は加工技術と流通が発達し、新鮮なうちに下処理をした水煮が各地へ出回るようになりました。とはいえ、出会えるのは10月下旬から11月のわずかな期間。とてもレア度の高いタケノコです。
▲こんな風に下処理済みの状態で出回っていることが多いです。
配信: LASISA