胃の中に結石ができる
食べ物や異物などが胃の中の消化液と合わさって変化し、消化されずに固まって結石となったものを「胃石(いせき)」と呼びます。
これは子どもから大人まで誰にでも起こりうるもので、通常は胃石があるだけでは症状を起こしません。ただし、胃石が胃の出口をふさいだ場合などには、食後に強い満腹感が現れたり、吐き気や痛み、食欲不振などが起こったりすることもあるのだとか……。
また、胃石が腸のほうへ流れていくと腸閉塞(ちょうへいそく)や腸重積(ちょうじゅうせき)といった重大な病気の原因となることも。
国内の胃石の中では、柿の食べ過ぎによって起こる「柿胃石(かきいせき)」の報告がもっとも多くなっています。この柿胃石は、柿のシブオールと胃酸が反応することなどが原因で起こります。
体が冷えやすくなる
柿は8割以上が水分で占められ、カリウムも多く含まれています。このことから、食べすぎると利尿作用が促進されて体熱が放出されやすくなり、体を冷やしてしまうことが考えられます。
また、柿を冷やして食べる場合には、作用が強まりやすくなる可能性があるため注意しましょう。
体が冷えると、下痢や腹痛をはじめとした体調不良の原因となることも。
普段から手足やお腹が冷えている人はとくに、食べすぎないようにすることをおすすめします。
配信: サンキュ!