0才児ベビーの11月の様子&お世話ポイントを月齢別に解説

0才児ベビーの11月の様子&お世話ポイントを月齢別に解説

7月生まれ赤ちゃん(生後4カ月)

盛んに指しゃぶりをするように。指だけではなく、こぶしごと口に入れたり、自分の足を持ってなめる子もいます。これは、自分の体を確かめる遊びの一種。「汚いから」とやめさせたりせず、存分にやらせてあげましょう。

手の届く範囲にあるものが、なめても安全で、飲み込む危険のないものかどうか確認しましょう。テーブルの上なら届かないと思っても、垂れていたコードを引っ張って湯沸かしポットが倒れ落ちることもあります。赤ちゃんの目の高さから部屋を見回し、危険なものは片付けましょう。

昼は起きて夜は眠るという昼夜のリズムが整ってくるので、規則正しい生活を心がけていきましょう。夜は寝る1時間くらい前におふろに入ってパジャマに着替え、部屋を暗くして眠りにつきやすくする、朝は決まった時間に起こして顔をふき、昼間の服に着替える、いつもの時間にお散歩に出るなどを習慣にすると、リズムが整いやすくなります。

また、授乳間隔がほぼ4時間おきくらいに決まってきます。生後3カ月ごろから遊び飲みをする赤ちゃんが増えてきますが、飲みたいだけ飲んでいるので、あまり心配することはありません。遊び飲みを始めたら、「そろそろおしまいね」と切り上げましょう。

8月生まれ赤ちゃん(生後3カ月)

日中起きている時間が長くなり、授乳の時間も決まってくるので、生活リズムを整えやすい時期です。おっぱいやミルクの飲み方が上手になり、一度に飲める量が増えてきます。夜中は一度も欲しがらず、朝まで眠る赤ちゃんもいますが、おっぱいやミルクは足りているので、起こしてまで飲ませる必要はありません。夜寝かせる時間、朝起こす時間をなるべく一定にして生活リズムを整えていきましょう。

よだれが多くなってくるので、洗い替えによだれかけを何枚か用意しておくと便利です。よだれかけは、吸水性や肌ざわりがよいもの、赤ちゃんが動いてもぬれたよだれかけが顔にかからないデザインのものを選びましょう。

生後3~4カ月は、赤ちゃんの体の発育や発達を診る重要な節目なので、多くの自治体で集団健診が行われます。首すわりの状態、あやすと笑うか、股関節の様子や、先天性の病気などが確認されます。育児相談もできるので、日ごろ不安に思うことやわからないことがあればメモをしておいて何でも聞いてみましょう。

9月生まれ赤ちゃん(生後2カ月)

うつぶせにすると顔を横に向けたり、頭を持ち上げることができるようになります。たて抱きしやすくなりますが、生後3カ月ごろに首がすわるまでは、短時間にとどめましょう。たて抱きするときは、首とおしりをしっかり支えて。

言葉のわからない赤ちゃんに、絵本はまだ早いと思われがちですが、耳や目で楽しめる絵本もたくさんあります。やさしく抱っこしてママやパパの声をたくさん聞かせてあげましょう。色が鮮明で、リズミカルな言葉が繰り返し出てくる絵本がおすすめです。
他にも、音の出るおもちゃであやしたり、おむつ替えのあとに足をやさしく動かしたりして、赤ちゃんとの触れ合いを楽しみましょう。あやすと笑うようになり、「アー」「ウー」「クー」などの声を出すようになる赤ちゃんのまねをしてママやパパが「ア~」「ク~」などと返してあげると、赤ちゃんがまた「ク~」と、お返事してくれますよ。

10月生まれ赤ちゃん(生後1カ月)

このころになると、授乳のリズムができてくる子も。赤ちゃんの吸う力がつき、ママのおっぱいもよく出るようになるので、一度にまとめて飲めるようになります。「欲しがったら飲ませる」を続けましょう。

そろそろ外気にも慣れさせていきましょう。11月ともなると風が冷たい日も多くなりますが、天気のいい、風のおだやかな日に窓を開け、赤ちゃんを外の空気に触れさせることから始めましょう。まずは5分くらい、庭先や玄関へ赤ちゃんを抱っこして出てみて。

出産した病院で、赤ちゃんの成長の様子、健康状態を確認する1カ月健診を受けましょう。育児の不安を相談できるいい機会です。気になることを母子健康手帳にメモしておいて、いろいろ聞いてみましょう。替えのおむつ、おしりふき、着替え、おくるみかバスタオルも忘れずに。車で行く場合は必ずチャイルドシートを使いましょう。

また、予防接種のスケジュールを考えましょう。赤ちゃんを守るために1才までに受けておきたい予防接種はたくさんあります。生後2カ月から受けられるものがあるので、なるべく早く受けましょう。集団接種の予定を優先し、それ以外のワクチンは同時接種するとよいでしょう。受け方に迷ったら、1カ月健診のときや、かかりつけ医に相談を。

11月生まれ赤ちゃん(生後0カ月、新生児ちゃん)

まだ昼夜の区別はありません。眠りが浅く2~3時間おきに目を覚まします。しょっちゅう泣いているように感じられることもありますが、成長とともに、少しずつねんねのリズムがでてきていきます。

体温調節がまだうまくできないので、1カ月健診のころまでは室内で過ごしましょう。寒い日は、暖房を入れて室温が下がりすぎないようにしましょう。
湿度は50~60%に保ちます。空気が乾燥しているときは、ぬらしたタオルを部屋に干すなどして加湿しましょう。時々窓を開けて空気を入れ換えることも忘れずに。

また、赤ちゃんは肌が弱いので、おしっこやうんちで汚れたおむつをつけたままにしておくと、おむつかぶれを起こしやすくなります。泣いたときはもちろん、小まめにチェックし、汚れていたら、すぐに取替えましょう。布おむつを使っている場合、この時期はおむつ替えの回数がとても多いので、紙おむつの助けも借りて乗りきって。

冬が近づくと、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行する時期を迎えます。赤ちゃんはママのおなかで免疫をもらって生まれてきますが、ママがその病原体への免疫をもっていない場合は、赤ちゃん、そしてママも病気にかかることがあります。パパも、病原体を家の中に持ち込まないように、手洗いやうがいを小まめにしましょう。

12月生まれ赤ちゃん(生後11カ月)

記憶力が発達してきて、物事の因果関係も理解し始めます。赤ちゃんの目の前で、ママやパパがソファの後ろに隠れたりすると、後ろにいることが予測できるようになるため、見つけたときに大喜びします。

1日3回の離乳食に慣れてきたら、徐々に大人の食事の時間に合わせていきます。食べられる食材も増えるので、大人の料理からの取り分けもラクにできます。食べムラや遊び食べが気になるときは、遊ぶ場所と食べる場所を変える、食卓から見えるところにおもちゃを置かない、テレビは消すなど、食事に集中できる環境を整えて。

お昼寝が1回にまとまり、その分、夜ぐっすり眠るようになってきます。昼寝が長すぎたり、遅い時間まで寝ていたりすると、夜寝る時間が遅くなってしまいます。昼寝は2時間以内と決めて、15時までには起こすようにしましょう。

ノロウィルスやロタウィルスなど、ウィルス性の胃腸炎が多くなる時期。嘔吐や下痢が続くときは、脱水に気をつけて。水分補給は、湯冷まし、麦茶、赤ちゃん用イオン飲料などを小まめに。嘔吐や下痢がひどいときは、経口補水液が有効です。また、吐いたときは1時間ほど様子をみて、おさまってから水分を少しずつ与えます。下痢をした場合も失われた水分を補給します。水分を受けつけない、激しい嘔吐や下痢が続く、高熱でぐったりしているときなどはすぐに受診しましょう。

(文:たまひよONLINE編集部)
参考:『1月生まれの赤ちゃんガイド』(ベネッセコーポレーション刊)他

●赤ちゃんの発達には個人差があり、必ずしも記事どおりでない場合もあります。

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