Q.骨粗しょう症は予防・治療できますか
骨粗しょう症は予防も治療も可能です。いずれもバランスの取れた栄養と運動が不可欠となります。
栄養面ではカルシウムやビタミンD・ビタミンKが注目されますが、骨の主要構成要素であるタンパク質の摂取が重要です。ビタミンDは食品からとる以外に、日光を浴びると体内で生成されます。
運動も有効です。歩行よりもジョギングやジャンプ・スクワットなど、骨に適度な刺激を加えるものがおすすめです。これらにより骨密度と骨質が向上します。
骨粗しょう症の治療では、骨吸収を抑える薬や骨形成を促進する薬などが使用されます。しかし骨密度が高くても、骨の柔軟性に欠けると病的骨折のリスクが高まるので、まずは骨質の改善が重要です。
教えてくれたのは・・・
鞆 浩康
整形外科医/オルソグループ会長。1975年、大阪府生まれ。高知医科大学医学部を卒業後、岸和田徳洲会病院や大阪市立大学附属病院で経験を積む。手技療法に強い関心を持ち、2004年12月24日にオルソグループを設立。「医療と健康を通じて、笑顔と元気を届ける」という理念のもと、「究極の医療グループ」を目指して活動している。
取材/文:山名美穂
編集:サンキュ!編集部
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
配信: サンキュ!