唐田えりか“話題作の舞台裏”インスタ投稿に衝撃。痛々しい“流血写真”にも「いいね!」が集まるワケ

唐田えりか“話題作の舞台裏”インスタ投稿に衝撃。痛々しい“流血写真”にも「いいね!」が集まるワケ

坊主頭も厭わない、体当たりの役作りにはリスペクトしかない

前述のインスタグラムストーリーズのアーカイブには「肉体改造」と「練習動画」が残されており、唐田の役作りを垣間見ることができます。2021年のオーディション以降の軌跡をたどると、彼女がどれだけの熱意をもって長与千種というプロレスラー役に向き合ってきたのかを感じます。その決意と情熱を想像するだけで、胸が熱くなりました。

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唐田は長与千種本人との対談*1 で、オーディションに挑む際、長与の過去のインタビュー記事や当時の動画を見て長与役を志願したことを語っています。劇中で坊主になるという条件も「また髪は生えてくる」と厭わなかったという彼女の決意が本物だったことは、作品を観れば明白です。

負けず嫌いだったからこそ、あのころの長与千種を演じられた

また別の取材記事*2 で唐田が語った内容によると、長与の得意技「フライングニールキック」(体を横向きにしてひねりを加えながらジャンプし、相手に足の側面から蹴りを当てる難易度の高い技)も代役ではなく、自分自身でやり切ると決めて挑んだといいます。またプロレス技の練習、体作りだけでなく、ダンスや歌のレッスンも大変だったとか。


そんな唐田について、前出の対談で長与は、「目で語るっていうのはプロレスラーにとって最大の武器だけど、(唐田は)それができていたし、本質の部分はすっごい負けず嫌い!」「負けず嫌いの部分をしっかり持っていたからこそ、あのころの長与千種を演じられたんだと思う」と評しています。騒動で叩かれて日の目をみない間にこそ、女優として本気で役に向き合った唐田の姿勢には、尊敬の念を抱かずにはいられません。

*1 WEBザテレビジョン 唐田えりか「覚悟と思いをぶつけた」丸刈りシーンに長与千種が称賛「自分の物語が完結した」(2024年09月26日)

*2 マイナビニュース 唐田えりか、『極悪女王』で増量&丸坊主 長与千種役としての覚悟と撮影の裏側を明かす(2024年10月11日)

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あの騒動からもうすぐ5年。唐田は韓国のBHエンターテイメント(韓流のスターイ・ビョンホンが設立した演技専門の芸能事務所)にも所属しており、現在では韓国での芸能活動にも力を入れています。27歳になった彼女が、今後どのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。

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<文/鈴木まこと(tricle.ltd)>

【鈴木まこと】
tricle.ltd所属。雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Twitter:@makoto12130201

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