【FP監修】不妊治療のお金・3つのルールと費用を抑えるコツとは?

【FP監修】不妊治療のお金・3つのルールと費用を抑えるコツとは?

男性不妊の手術

★保険適用前…25万~40万円程度
→保険適用後…3万~8万円程度

男性不妊の原因の一つとされる精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)に対する手術のほか、精子を採取するための「精巣内精子採取術(TESE)」、精子の通り道の閉塞(へいそく)を取り除く「精路再建手術」などに適用。

※保険適用範囲の治療とは?

タイミング法と人工授精(一般不妊治療)は、だれでも保険適用になりますが、体外受精と顕微授精(生殖補助医療)は、女性の年齢や回数に制限があるので注意しましょう。

これは保険がききません!

★年齢・回数の制限を超えた場合
生殖補助医療は、治療開始時の女性の年齢が40歳未満なら、1子につき6回、40歳以上43歳未満なら3回を超えると自己負担に。

★自費診療と保険診療の併用NG
自費診療の治療を一つでも選ぶと、それまでの保険適用の治療も全額自己負担に。
一部、保険診療と併用できる先進医療もあります。

★承認の下りていない薬など
先進医療以外でも、検査や治療、薬で自費になることも。海外で使われていても、日本で承認されていない薬などは、自費になります。

※金額は1周期あたり。厚生労働省「不妊治療に関する支援について」などをもとに、宮野さんが作成。
※掲載の情報は、2024年8月現在のものです。以降、変更されることもありますのでご了承ください。

●宮野真弓 さん

●イラスト/AYUMI NISHIMURA
●構成・文/池田純子

監修
宮野真弓 さん
PROFILE:ファイナンシャル・プランナー。妊活・不妊治療のお金の専門家。「FPオフィスみのりあ」代表。不妊治療(体外受精)により3人の男児を出産。「妊活・妊娠・出産・育児をハンデにしない社会の実現」を目標に、妊活中や育児中の人に向けた講演や執筆、個別相談など幅広く活躍。

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