【着せ恋】野村康太“新菜”の引っ込み思案なのに女性をオトす”無意識フォーリンラブ男”がいい感じ

 放送中の深夜ドラマ「着せ恋」こと「その着せ替え人形は恋をする」(TBS系)で永瀬莉子とW主演している野村康太の評判がかなりいいようだ。

 野村は前クール放送の松本まりか主演ドラマ「夫の家庭を壊すまで」(テレビ東京系)で、母親の不倫相手の元妻を一途に愛する青年・渉を好演。高校生から教師になっても松本演じるみのりを愛し続けるピュアな演技が、多くの女性の目に留まり「将来が楽しみ」と認識されるようになったばかりだ。

 そんなタイミングで放送されている「着せ恋」でも、野村は高校生役を好演している。大柄な体格で立派に見えるが、実は自己評価が低く、引っ込み思案。幼い頃からと祖父と同じ雛人形の顔(頭)を作る職人「頭師(かしらし)」になることを目標にしている五条新菜(ごじょう・わかな)というキャラクターは、かなり野村に似合っている。

 10月22日深夜放送の第3話では、「きれい」という言葉をとても大事にしている新菜(野村)は、心から思った時にしか「きれい」とは言えない、お世辞で「きれい」とは言えないと永瀬演じる喜多川海夢(きたがわ・まりん)に説明するシーンが描かれた。

 その後、2人で初めて参加したコスプレイベントの帰り道の電車の中で、新菜は海夢を「とてもきれいだった…」と寝言ながら褒めたことで、海夢(永瀬)はそれまでは何とも思っていなかった新菜に「恋に落とされて」しまうのだ。

 野村は、恋に落とした自覚のない“無意識フォーリンラブ男”が似合うように思う。NHK朝ドラ「おむすび」で描かれている上っ面なだけのギャルよりも、100億倍リアリティーのある永瀬演じるギャルな海夢が、恋愛初心者の新菜にどうやって気持ちを伝えていくのか、海夢のアプローチに新菜が気付く時は訪れるのか、楽しみにしていたい。

(津島修子)

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