ちょこんと座る姿がかわいすぎる……!
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@middles6114さんの愛猫「ラム」ちゃん。2才(取材時)になる女のコです。かわいいお名前は、アニメ『うる星やつら』のメインキャラクター「ラムちゃん」が由来。最初にラムちゃんを保護した人によって付けられました。SNS上では、口元の柄がBMW社のエンブレムに似ていることから「BMW」という愛称で呼ばれています。
ラムちゃんが保護されたのは、2022年7月中旬頃、生後わずか数週間から1カ月ほどでした。ラムちゃんと飼い主さん、どのように出会い、ともに過ごしてきたのでしょうか? 詳しいお話を伺いました。
職場の駐車場でラムちゃんを保護。お迎えするきっかけになったこととは
ラムちゃんと飼い主さんは、勤め先の駐車場で出会いました。職場では保護猫の譲渡活動が行われており、すでに何匹かの猫を保護し、里親さんとの橋渡しをしていたそうです。
ラムちゃんを保護したときも、事務所には先住の猫が1匹、暮らしていました。その猫は、今も事務所で元気に過ごしています。ただ、事務所で猫2匹を世話するのは難しい状況だったため、職員の中から里親になる人を探すことに。そこで、飼い主さんは名乗りをあげました。このとき、飼い主さんが手を挙げたのには理由があったそうです。
飼い主さん:
「保護してすぐ、私の膝の上で寝てくれたのです。そのとき『このコを守りたい』と思い、お迎えすることを決めました」
その後、職場の人たちはラムちゃんと飼い主さんのサポートに努めました。まだ幼いラムちゃんのお世話は職員で分担され、“ひとり”で留守番できる月齢になるまでは事務所で過ごしたそうです。そうして、秋めいてきた9月初旬ごろ、ラムちゃんは飼い主さんのおうちへ。新しい生活が始まりました。
飼い主さん:
「ラムと家で暮らし始めた当初、大変だったのは生活のリズムが変わったこと。早朝、『おなか空いた!』と起こされるのに慣れるまで時間がかかりました。一方、うれしかったこともあります。手のひらを見せると、おでこをぶつけに来てくれること。私以外の人であっても手のひらを見せると、自分から『撫でて』と近寄ってくれます」
ラムちゃんは「心のよりどころ」。今、伝えたい言葉とは?
飼い主さんに見守られながら、ラムちゃんはすくすく成長。お迎え当初と現在のラムちゃんを比較すると、体重は4倍近くになり、体格のしっかりとした立派な成猫になりました。体が大きくなったほかにも、飼い主さんが成長を感じるところはいくつかあるそうです。
飼い主さん:
「うちにきてすぐはケージに登ると『下りられない!』と鳴いていましたが、今は自分で下りることができるようになりました。また、ケージ内のハンモックでくつろぐこともできるように。当初は、ハンモックの揺れになかなか慣れることができませんでしたが、成長とともにコントロールできるようになって、今では毎晩ハンモックの上で寝ています」
一方、自分のシッポをおもちゃのように追いかける子猫のようにかわいらしいところも。苦手な爪切りも「少し我慢すればすぐに終わる」ということに気づいている様子で、少しの間、おとなしくしてくれるようになったそうですよ。
飼い主さん:
「食べ物の好き嫌いがなく、ごはんをきれいに完食。健康に育ってくれています。薬を自力で飲める天才的な一面も。とても人懐こくフレンドリーです。また、体を動かす遊びが大好きでニットのネクタイや麻紐が大好き。遊び道具を取り出す音を耳にすると、すぐに飛びついてきます」
ラムちゃんは「心のよりどころ」と語る飼い主さん。帰宅時に「ただいま」、外出時に「行ってきます」と声をかける相手がいることをうれしく思っているそうです。一方、気になっていることもあるそうで……?
飼い主さん:
「食べ渋りのようなことは一切なく、食事に関しては何ら問題はないのですが……。成猫になってからずっと同じごはんをあげているので『ごはんおいしい? もしあきたら教えてね』と伝えたいですね」
また、ラムちゃんは、飼い主さんと同居している人とも仲良し。1匹と2人、楽しい日々を過ごしているようです。
飼い主さん:
「私の同居人は『家に猫がいるだけでつらいときも癒やされ、家にいてもひとりじゃない実感があります。たまにドジな一面を見せてくれるところも、愛おしくてたまりません。私たちを笑顔にしてくれるラムちゃんに、うちに来てくれてありがとうと伝えたいです』と語っています」
写真提供・取材協力/@middles6114さん/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。