「あり得ない!」ホワイト企業が突然の経営譲渡…50代、塾講師の私がとった行動とは【体験談】

「あり得ない!」ホワイト企業が突然の経営譲渡…50代、塾講師の私がとった行動とは【体験談】

まさかの経営譲渡

そしてある日、全員参加の緊急職員会議が開かれました。社長は開口一番、「今月末をもってAさんに経営を譲渡します」と告げました。Aさんは関西に本拠地を持つ個別指導塾の経営者でした。私が勤めていたのは集団授業の塾。翌年からは全教室が個別指導塾になり、職員は講師から教室経営者へと役割を変えることになりました。

私は、集団授業で教えることに未練があり、同業他社へ転職することに決めました。50代半ばでの転職、それも会社が事実上破綻したような状況での転職は、想像もしていませんでした。

この経験を通して、見慣れない人たちが頻繁に会社を訪れるようになるのは、もしかしたら変化の兆候かもしれない、と考えるようになりました。そして、減収減益が続くと会社の経営体力が急速に弱まることを、身をもって知りました。

まとめ

幸いなことに、私は同業他社に正社員として採用されました。50代半ばでの正社員採用は難しいと聞きますが、長年塾講師を続けてきたことが評価されたのかもしれません。職場が変わっても、同じ仕事を続けることの大切さを実感しました。どんな状況になっても、自分の専門性を磨いておくことは、将来への安心材料になるのだと、今は心からそう思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:松田博人/50代男性・会社員
イラスト/おんたま

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

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