急に喪服が必要になり、困っていたら
喪服を買うタイミングというのは悩ましいですよね。ちゃんとしたものを1着ぐらい持っておきたいと思いつつ、なかなかそれを買うタイミングがないというのが本音ではないかなと思います。
投稿者・りかりんごさんは急きょ喪服が必要になり、デパートの喪服売り場へと行ったそうなのですが、そこで接客をしてくれたスタッフの心遣いに感動したと言います。
夏の一時帰国時に急遽喪服が必要になり、デパートのブラックフォーマル売場に駆け込んだ。その時の店員さんの事をふと思い出したので書き留めておく。
黒いワンピースが整然と並ぶ中で何をどう選んだらいいのやら、でも今日明日には買わないと…、というのが全身から漏れ出ていたのでしょう、(続
全てを察したかのような50~60代くらいの女性店員さんが「喪服をお探しですか?」とやって来る。これがまた、神妙でもなく、明る過ぎず、程よい笑顔。「金曜日、お通夜で…」とすがるような私に「そうですか、では暑いですね」と微笑みながら五分袖のものや半袖にジャケット付きのもの、洗濯できるもの色々見せてくれた。「こちらはファスナーが前にあるから、楽に着られますよ」と勧めてくれたのも試着した。試着室で、あぁそうか、ファスナーを上げてくれる人が居なくても1人で着られる、そんな配慮がある喪服なのかと感心した。私の事情には一切立ち入らず、でも必要であろう提案を柔らかにしてくれ流石ベテランと思った。結局背中ファスナーの洗濯NGのものを購入したけど、衣装カバーに包んでくれた後に「喪服ってちょっとした汚れが目立っちゃうでしょ?そんな時はこれでササッと擦ったら綺麗に取れるから」と、自作のスポンジを入れてくれた。色んな想いと向き合う売場、プロってすごいと思った。
親友にこの話をしたら、彼女が数年前喪服を買いに行った際も本当に素晴らしい対応だったと2人で共感しまくった。もちろんたまたまなのかもしれないけど、ブラックフォーマルの販売員は選ばれし人達な気がしてならない。
喪服は実家に保管してる。活躍してほしくないけれど、大切に着ていきたい。
さまざまな喪服を見せて試着させてくれたという喪服売り場の店員さん。専門知識があるだけでなく、着用するりかりんごさんの状況を考えつつプライベートに踏み込まない接客は、買う側としてありがたいですよね。
この投稿には「私も感動した経験がある」「経験と知識があるスタッフのはず」などのリプライがついていました。喪服を売るだけでなく、着用するときのことまで考えてくれる接客というのはプロの仕事だなと感じます。
ネットでも服を購入できる時代ですが、接客に感動して大切に着ていきたいと思える服に出会えたことは、とても素晴らしいことですね。さまざまな業界にいるプロのすごさを実感させられるエピソード投稿でした。
記事作成: こびと
(配信元: ママリ)
配信: ママリ
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