連ドラ初主演作が話題の44歳個性派俳優、「SNSもネットニュースも見ない」を選ぶワケ

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見応えたっぷりのアクション


――実在するタイの刑務所の中での撮影や、ワンカットアクション・カーチェイス・銃撃戦・大乱闘など……見応えたっぷりだそうですが、撮影の感想を教えてください。

桐谷:『インフォーマ』新シリーズの主演をやらせてもらえる時点で、本当に全部楽しかったです! 今回の撮影は初めてのことだらけじゃないですか。タイでしか撮影できないこともいっぱいあったし……。

 でも東京に戻ってきてからの、後半戦のストーリーも僕めちゃくちゃ好きなので、そこの印象もすごい強いんですよ。色で言うと、タイのオレンジ色っぽい感じから、東京の群青色に変わっていくみたいな、あの感じもすごい好き。

――後半はまた雰囲気がグッと変わりますもんね。

桐谷:そうなんですよ。タイでのパートが終わって、後半で木原に強烈なことがあって、葛藤していく部分があるんですけど、気がついたら体重が5、6キロ落ちていて。

――えええ……! 精神的な部分が体に現れたんですね。

桐谷:自分のマインド的には大丈夫だったんですけどね。体調も何か変やったんですよ。ある意味、木原とシンクロしていたので「なんじゃこりゃ」と思いながらやってました。それくらいのめり込んでたのかもしれません。

配信ドラマには「もう一歩突き抜けられる」良さがある


――今作は地上波ではなくABEMAです。ネット配信と地上波それぞれで違いを感じることがあれば教えてください。

桐谷:それぞれの良さはもちろんありますけど、配信ドラマの場合は、もう一歩突き抜けられる感じはありますよね。

 前作でも、こんなやっちゃっていいんだみたいな感じではあったので、やろうと思えばできるかも知れないけど、ある程度の規制は入るので。その分、地上波はテレビをパッとつけた人に見てもらえる良さがあります。

――これ地上波でやってるんだ。すごいなって思った記憶があります。

桐谷:やっぱり『インフォーマ』は突き抜けないとっていう思いがあって。それは“エグさ”とかそういうことじゃなくて“何か突き抜けてる”感覚。

 その“何か”っていうのは人それぞれ違うのかもしれないですけど、撮影してても「やっぱ攻めてるよね」「行くよね。そこまで」みたいな感じが『インフォーマ』の痛快さや良さだと思います。もちろん安全性とかはしっかりしてますけどね。

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