訪問診療が受けられる距離 | なぜ?16km以内と決まっているのか

訪問診療が受けられる距離 | なぜ?16km以内と決まっているのか

「2025年問題」と「訪問診療」

近年は高齢化が着実に進んでおり、日本の人口の20%近くが75歳以上になるといわれる2025年問題を避けることは難しいでしょう。

高齢者の割合が増えるとさまざまな医療機関による診療サポートが必要になってきます。

訪問診療もそのひとつで単独での通院が難しい、人生の最後を自宅で迎えるために自宅で療養したいといったニーズに応えています。

訪問診療が可能な距離16kmの理由

今回は訪問診療が受けられる「距離」について解説します。患者さまが希望する病院なら距離に関係なく訪問診療を受けられるのでしょうか。

現在では訪問診療が可能な距離は、医療機関と訪問先(患家、高齢者施設)との距離が16km以内であることが原則とされています。その理由は医療機関と訪問先の距離があまりにも離れていると、訪問する医師側の負担が大きくなることが挙げられます。また緊急での往診が必要になった場合、医師がすぐに訪問することが難しくなるためです。

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