●頑張りすぎていると、人に優しくなれないから要注意
「夫のため、子どものため、日々頑張っている女性は素敵です。しかし、苦しい自分がいるのに頑張りすぎてしまうと、知らず知らずのうちに“ストレスの塊”になっている可能性も! さらに、自分が頑張っている分、弱気な人や甘えていると感じる人にキツくあたってしまうなど、人に優しくできなくなってしまったりするものです。そうなれば、身近な家族や周りの人との人間関係のトラブルも発生しやすくなります。だからこそ、頑張りすぎは危険なのです!」
(高草木さん 以下同)
そこで、“頑張りすぎの妻 危険度チェックリスト”で自身の危険度をチェックしてみよう!
【頑張りすぎの妻 危険度チェックリスト】
●家事や育児に関して、弱音を吐くことに罪悪感を感じる
●夫や家族には愚痴を言わないようにしている
●言いたいことが上手く言えない
●ときどき1人で泣くことがある
●イライラを子どもや夫にぶつけてしまうことがある
●自分のことよりも、子どもや夫のことを優先している
●本音を話せる友だちや仲間がいない
●どちらかというと見栄っ張りだ
●責任感が強いほうだ
●気持ちとは裏腹に、人前では明るく振る舞ってしまう
「いかがでしたか? チェック項目が多い人ほど、頑張りすぎの危険度が高いです。どの項目からもわかるように、苦しい自分がいても、それに蓋をして、妻として母として両立させている自分、家事と仕事を両立させている自分を、無理矢理“充実している自分”と思い込もうとしている女性は少なくありません。そうではなくて、時には自分の感情を解放してあげることが大事なのです」
その方法としておススメなのが“泣くこと”だと、高草木さんは話します。
「最近では、“笑う”よりも、“泣く”ほうがストレスレベルを下げてくれる効果が高いという研究結果もあるのです。自然に泣けてしまうときは、もちろんそれに身を任せて泣くことも大事ですが、なかなか頑張りすぎてしまっていると自然にできなくなっているもの。だからこそ、あえて、“ストレスが溜まっているから、泣こう!”と、意識的に涙を流すことも有効なのです」
危険度が高かった人は、ぜひ、“あえて泣くこと”を意識して取り入れ、ストレスレベルを調節してみては?
(構成・文/横田裕美子)