まさに〝絵画のような風景〟だ... 極寒の長野で出会った「紅富士×霧氷の森」が美しすぎる

まさに〝絵画のような風景〟だ... 極寒の長野で出会った「紅富士×霧氷の森」が美しすぎる

冬の足音が聞こえてくる今日この頃。寒くなるのが嫌で、ゆううつになっている読者もいるかもしれない。

しかし、寒いからこそみられる絶景もある。

2024年10月30日、次のような写真画像がXに投稿され、話題となった。

奥には金色の空と、赤みがかった富士山。手前には白く染まった森。1つの風景の中で、色がグラデーションのように美しく変化する。

Xユーザーの「スカーレット@Photo」(@Photo_Scarlet)さんが投稿したこの写真には、「氷点下15℃以下の世界『紅富士×霧氷の森』」という言葉が添えられている。

またリプライで本人は「まさに絵に描いたような景色そのものでした」ともつぶやいていた。

あまりに美しい光景に、ユーザーからはこんな声が。

「まるで絵葉書を観ている様に見えますね」
「えーすごすぎる!!!!」
「絶景!」
「美しい  こんな組みわせ出会えるのは凄いです」
「ドキッとする写真です」
「北斎が求めていた写真ですねw」
「絵でも合成でもないとは。。。美しすぎです」

Jタウンネット記者は、投稿者・スカーレットさんに、撮影時の状況や苦労を詳しく聞いてみた。

何度も何度も通って出逢った絶景

スカーレットさんによると、話題の写真は2023年12月23日の朝7時頃、長野県諏訪市の霧ヶ峰で撮影した。定期的に季節の写真や星空を撮りに行っていた場所だったそうだ。

紅富士と霧氷の森のコラボレーションを捉えるまでにも、何度も何度も通ったという。

「霧氷しそうな日を事前に天気予報で調べ、仕事が休みの日に何度も通いました」
「自然相手なので、現地で朝を待つも天気が悪い、富士山は見えるけど霧氷しない、霧氷はしているが富士山は見えない、などといった悪条件が何度も続き、長野県まで寒い夜中から通うのが大変でした」(「スカーレット@Photo」さん)

そんな涙ぐましい努力を重ねて、ようやくその日が来た。

気温マイナス15度以下、撮影機材さえ凍りつく寒さの中で、シャッターチャンスを掴んだのだ。

「紅富士山×霧氷が見られた時は、それこそ文字通り言葉にならない程の感動でした」
「真冬の自然の過酷さを乗り越えた先に待つ唯一無二の絶景に、日本の美しさを改めて感じました」(「スカーレット@Photo」さん)

Xユーザーの反応の中では、「日本にこんな美しい場所があるなんて」とか「ぜひ一度行ってみたい」などの反応が、もっとも嬉しかったという。

このような光景に幸運にも巡り合うためには、長野県・霧ヶ峰まで足繁く出かけて、気温マイナス15度に耐えなければならないが……。その苦労も吹き飛ぶほどの絶景には、違いない。

関連記事: