ポリマー地獄の対処法は?
ポリマー地獄とは、紙おむつを洗濯機に入れて洗濯してしまい、洗濯槽が紙おむつの吸水ポリマーだらけになってしまうことをいいます。ポリマー地獄に陥ってしまう人は多いようで、SNS上でも悲痛の声が投稿されることがしばしば。
紙おむつが破れ、洗濯物や洗濯槽についた吸水ポリマーをそのままにしておくわけにもいかず…。いったいどう対処するといいのでしょうか?
紙おむつを販売する花王のウェブサイトによると、洗濯物に付着したゼリー状のものや紙のようなものは、ブラシなどで落とすか、粘着テープで取り除いてから、再度洗濯をするといいそうです。
洗濯槽内については、くず取りネットにたまったものを取り除き、洗濯槽内はティッシュペーパーなどで拭き取り、それでも取り切れない場合は、水をためてすすぐといいのだとか。
また、紙おむつの一部が排水口や排水ホースに詰まっている可能性もあるので、排水ホースを取り外して、排水口に水を流してスムーズに流れるか確認するといいでしょう。もしも、詰まっているようなら、水まわりの専門業者へ連絡してください。
ポリマー地獄には塩がいい?
ネット上では「ポリマー地獄には塩を使うといい」ということが書かれていることがあります。塩は浸透圧でポリマーを小さくさせる効果があるため“らしい”です。実際に塩を使って、ポリマー地獄から脱したママもいるようですが、あくまでも噂。塩を使うことによる衣服や洗濯機へのダメージもわかりません。そのため、もしも紙おむつを誤って洗ってしまった場合は、紙おむつメーカーや洗濯機メーカーのウェブサイトに記載されている方法で対処したほうが安全といえます。
とはいえ、まずは紙おむつを洗濯してしまわないことが何よりも重要。洗濯する前に洗濯物の中身を確認するように気をつけたいですね。
(文・山手チカコ/考務店)