データから読み解く、離婚しやすい夫婦の傾向
人口動態統計データからすると、日本で「離婚率の高い(離婚しやすい)」夫婦には以下のような傾向がみられます。
同居年数の短い夫婦
同居年数が5年未満の夫婦は一貫して離婚率が高くなっています。
夫婦間の信頼関係が出来上がっていないこと、子どもがいないケースも比較的多いこと、夫婦の年齢が若く再婚可能性があることなどが影響していると考えられます。
熟年離婚
近年では同居年数20年以上の熟年夫婦の離婚率が増加傾向にあります。
女性の社会進出や有職者の女性が増えたこと、社会における意識変化で離婚が受容されるようになったこと、年金分割制度の浸透などが影響していると考えられます。
地方在住の夫婦
経済的な理由、これまで離婚せずに我慢していた女性が意識変化によって離婚を決意するようになったことなどが影響して地方における夫婦の離婚率が増加していると考えられます。
まとめ
近年の離婚の傾向を見てみると、「離婚件数」は減少していますが「離婚率」自体はさほど大きく低下していません。
また、「20年以上同居し続けてきた夫婦」の「熟年離婚」が増加傾向にあります。
地域別では都市部よりも地方部において、離婚率が高い傾向も読み取れます。
いずれにせよ、離婚するなら後悔しないように、正確な知識が必要ですし準備もしなければなりません。
迷っているならまずは一度、離婚問題に詳しい弁護士へ相談してみましょう。