家ではわがまま放題のわが子が、先生から「とてもいい子ですよ」と褒められ、びっくり! 先生の言葉そのまま信じて大丈夫……?
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現役小学校教師のサンバ先生が、子どもの小学校生活が超うまくいく親のサポート術を伝授!
今回は、子どもが学校生活をスムーズに送るために必要不可欠な「小学生の心のサポート」について、書籍『勉強も小学校生活も超うまくいく! おうち学習で知りたいこと80』(KADOKAWA)から一部抜粋してお届けします。
「外でいい子、家でわがまま」が理想的な理由
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家では全然言うことを聞かないのに、先生から「いつもがんばっています。とてもいい子ですよ」と言われて驚いたという経験のある方も多いのではないでしょうか。「よく友だちを手伝っていますよ」と聞いて、家ではやってくれないんですけど! と納得がいかなかったり、先生を疑ってしまったりということもあるかもしれません。
先生の話す「いい子ですよ」は、ほぼ本当だと思ってもらって大丈夫です。もし困ったことがあれば、先生も親に伝えるはずですから。毎日長い間子どもと接している先生が「いい子だ」と言うなら、その言葉に噓はないのです。
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「それなら家でもいい子にしてよ」と思われるでしょうが、この「外でいい子だけど、家ではそうでもない」状態は実はとても理想的です。
「外でいい子」はお子さんが学校のルールを理解し、他のクラスメイトと上手に関係をつくれているということです。つまり社会に適応する力が高まっているのです。しかし「適応する」ことにはがんばりや我慢も必要ですよね。そこには、ある程度の「しんどさ」や「ストレス」が必ず発生します。
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だからこそ、家でそれらを解消することはとても大切です。家で言うことを聞かなかったり、わがままを言うのは、そんなしんどさやストレスを解消しているということ。解消することで、次の日もがんばることができるのです。外でも家でも「いい子」をがんばらなくてはいけないなんて、大人でも大変ですよね。
また、家でわがままな姿をさらけ出せるというのは、親との信頼関係がしっかり築けている証拠です。家が、子どもにとっての確かな安全基地になっているのです。この関係なくして、健全な学校生活は難しいものです。
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子どものわがままにイライラすることもあるかもしれません。そんなときは、「学校でがんばっているんだな」と優しく見守っていただければと思います。
配信: マイナビ子育て
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