犬のヒゲの役割は?
犬のヒゲは、体を覆っている被毛よりも太く、皮膚の奥深くから生えており、ヒゲの根元には血管や神経が通っています。『触毛』とも呼ばれる犬のヒゲは感覚器のひとつで、空気の流れや障害物などを感知したり、平衡感覚を保ったりする役割を持っています。
しかし、犬は嗅覚や聴覚が発達しており、猫ほどヒゲに重要性はありません。そのため、若くて健康な犬であれば、ヒゲを切っても日常生活に支障はないとされています。
犬のヒゲに絶対NGな行為は?
犬のヒゲには、やってはいけない絶対NG行為があります。うっかりそのNG行為をやってしまうと、犬に不便や不快感、さらには痛みを与えたりする可能性があるので注意が必要です。以下では、犬のヒゲに絶対NGな行為を4つご紹介します。
1.老犬のヒゲをむやみに切る
前述の通り、若くて健康な犬のヒゲは切っても支障がないとされています。しかし、老犬のヒゲをむやみに切るのは避けるべきです。なぜなら、老犬になると視覚や聴覚の機能が衰えますが、感覚器であるヒゲがそれらの機能を補ってくれるからです。
老犬のヒゲをむやみに切ってしまうと、生活に支障をきたす可能性があるので注意しましょう。
2.引っ張る
犬のヒゲの根元には、神経が集中しています。そのため、ヒゲを引っ張られると、不快や痛みを感じます。犬のヒゲを引っ張るのは避けましょう。
軽い気持ちで何度も愛犬のヒゲを引っ張っていると、飼い主を警戒するようになり、信頼関係に悪影響を及ぼす可能性があります。
3.抜く
もちろん、犬のヒゲを抜くのは絶対にNGです。ヒゲを強く引っ張って抜いてしまうと、犬は強い痛みを感じるだけでなく、出血することもあります。また、無理にヒゲを抜くことで、皮膚に炎症などのトラブルを引き起こす可能性もあります。
4.むやみに触る
犬にとってヒゲは、非常に敏感な部分です。そのため、ヒゲを触られると、犬は不快やストレスを感じることが多いです。特に、犬が寝ているときやリラックスしているときなどに突然触ると、びっくりさせてしまうこともあります。
つい触りたくなってしまう愛犬のヒゲですが、むやみに触るのはやめましょう。
配信: わんちゃんホンポ