基本は台本なし! 面白さを探りながら皆で練り上げる
――台本も企画者が書くのですか? それとも監督が?
「基本台本はありません。少なくとも台詞が文字に起こされているものは、初期にはありましたが、今はないんです。『コンビニでこういう店員がいたら』『電車にこんな人がいたら』みたいな設定をとりあえずやってみて、面白さを探りながら監督とともにその場で台本を練り上げていくんです」
――即興ともまた違う、作品によって撮影にかかる時間もまったく変わってきそうな……。
「そうですね。1時間弱で出来る作品もあれば、3時間かかるものもある。こねこフィルムは完全なる芝居ファーストで、役者の中から出てくるものを大事にしてくれる現場なんです。ネタだけ面白くても肝心の芝居がよくなければ意味がない。という監督のポリシーです」
世界であの作品たちがどう受け止められるのか
――今後、こねこフィルムでやってみたいことはありますか?
「世界を目指したいですね。世界中であの作品たちがどうやって受け止められるのかに興味があります。そして、近い将来、三野Brosで映画は必ず撮ります! タテ型ショートドラマと平行して世界で認知されるのも面白い。前人未到のクリエイター集団になるべく頑張ります!」
――ありがとうございました!
<取材・文/もちづき千代子 撮影/山田耕司(扶桑社)>
【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
配信: 女子SPA!
関連記事: