意見やクレーム「保育士に伝えたらダメ?」【保育士解説】関係性が悪化しない意見の伝え方

意見やクレーム「保育士に伝えたらダメ?」【保育士解説】関係性が悪化しない意見の伝え方

保育園に子どもを預けていると、保育園での過ごし方や保育方針について疑問を持つことも多いのではないでしょうか。「これを伝えて関係が悪くなったら」「モンスターペアレントと思われたらイヤ」と考えて、意見を言えずにモヤモヤ…。そんな悩みを抱えている人に向けて、保育士歴10年の筆者が「保育園への疑問や意見の伝え方」について解説します。ぜひ参考にしてくださいね。

保育園にモヤモヤする理由はいろいろ

「子どもがケガをして帰ってきた!」「どうして〇〇は禁止なの?」など、保育園に対してモヤモヤすること、ありませんか。

保育士として生活している中で、保護者の方は以下のようなことで不安になったり、疑問をいだいたりすることがあるように思います。ケース別で質問の伝え方をご提案します。

子ども同士のトラブル

よくあるのが、子どもがケガをして帰ってきたけど保育士から報告がないというケース。「子ども同士のことだから仕方ないのかな」と思っても、何度も続くと心配になりますよね。

そのような場合は、保育士が現場を目撃していない、または報告忘れの可能性があります。把握している情報を整理してから「詳細を聞きたい」という姿勢で聞いてみましょう。

保育園のルール

「お昼寝は眠くなくても寝る」「キャラクター物は禁止」など、保育園によってルールはさまざまです。「どうして?」「それは意味があるルールなの?」など、気になるルールがあるかもしれませんね。

こちらも「理由を聞いてみたい」という姿勢で質問してみると良いでしょう。過去にトラブルがあった、または何か特別な事情があるかもしれません。

意見やクレームを伝えたいときは「心配」「不安」をキーワードに

事実関係を確認したものの、どうしても納得がいかないこともありますよね。

「どうしても一言言っておきたい」そんなときは、以下のようなポイントを意識して保育園側に気持ちを伝えてみましょう。

・何度も続いているので「心配」しています

・ケガは仕方のないことですが報告がないと「心配」になります

・どうしても〇〇の時間が苦手なようで「不安」を感じます

・ルールは理解していますが〇〇で「不安」です

大切なのは、遠慮して問題を見送らず、疑問を感じたときに素直に気持ちを伝えておくことです。まずは、保護者として「心配」「不安」を感じていることを伝えましょう。この伝え方なら、園との関係性が悪くなることはないと思います。

次に同じ疑問を感じたら、心配や不安を解消してもらうための「要望」を。まず第一歩としては、疑問を抱いていると知ってもらうことが大切です。

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