ヤオコー外観(写真:サイゾーウーマン)
ロピアとヤオコー、それぞれのスーパーマーケットチェーンを愛する2人のライターに、今年販売するクリスマスケーキや惣菜などの商品について対談形式で聞いた。
目次
・【ヤオコー】クリスマスケーキはデパートクラスだけど、ファミリー向けは弱い?
【対談メンバー】
・沢口ピア子:スーパーマーケット大好きライター。「ロピア」にほぼ毎日通うロピアウォッチャーとして知られる。
・阿左美賢治:食品スーパー「ヤオコー」を愛する埼玉在住グルメライター。趣味はスイーツ作り。
【ヤオコー】クリスマスケーキはデパートクラスだけど、ファミリー向けは弱い?
――お二人にしてみると、それぞれのカタログを見比べた時、ロピアとヤオコーのケーキのラインナップってどういう違いがあると思いますか。
阿左美賢治(以下、阿左美) 僕は最寄りのロピアが遠くて普段遣いはしてないっていうところがあるので、本当にカタログを見た上での印象になってしまうところがあるんですけど、ヤオコーはおせちメニューも込みではあるけど、50ページ弱とカタログの量がかなり多い。クリスマス関係の商品だけでも30ページ以上あるじゃないですか。それだけの量を扱っているというのは、純粋にすごいなって思いますよね。
沢口ピア子(以下、沢口) これだけのページ数があったら、かなりお金がかかってそうじゃないですか? それが店内に何冊も置いてあるって、ほんとデパートみたいですよね。ロピアヘビーユーザー目線だと、ヤオコーは店内もオシャレだし、高めだけどモノが良いって印象がありまして。
さっき話してたヤオコーオリジナルケーキの「苺スペシャル」も、デコレーションのクリームが流線型で、洗練されている感じがするんですよ。こういうところも、外部から見た「ヤオコー」イメージに合うんですよね。
阿左美 ヤオコーは以前、公式アプリのニュースでも惣菜について「デパ地下に負けない」なんて宣伝文句をつけてましたし、デパートに対抗するみたいな意識があるのかもしれませんね。ただ、それだけの数を取り揃えているのにもかかわらず、沢口さんが紹介したヤマザキの「クリスマスキャラクターケーキ」みたいな、子どもが楽しめるような商品は、結構少ないんですよ。
「ポムポムプリン 聖夜のカスタードクリームケーキ プリン風味」(4,190円)とか、「くまさんのチョコレートケーキ(4.5号)」(3,400円)とか、あるにはあるんですけど。だから、小さい子どもがいる家庭に向けた商品なんかも、もう少しあってもいいんじゃないかと思うんですよね。
沢口 確かに、キャラもの少ないですよね。その部分では、ロピアよりちょっと弱いのかな。でもそれもまたオシャレというか。
阿左美 どちらかというとヤオコーのラインナップって、さっき話した風月堂コラボの「プリンセスの宝石箱」しかり、大人がクリスマスを祝う時に、そこそこいい物を買う、というような層に向けたものなんじゃないかって感じはしますね。
沢口 その点は明確に両者の差がある気がしますね。デパートみたいなカタログを用意して、完全オリジナルを含めた大人向けの高い商品がメインな「ヤオコー」と、ペライチのチラシのみで、安さで勝負している「ロピア」っていう。スタンスの違いが明確になっているところはありますよね。
ロピアのクリスマスケーキメニュー。デジタルカタログなどはナシ(写真:サイゾーウーマン)
ロピアのクリスマスケーキメニュー。デジタルカタログなどはナシ(写真:サイゾーウーマン)
配信: サイゾーウーマン