預かりボランティアがきっかけで、家族に迎えた保護子猫→5年の月日を共にし「手がかかるコ→いないと困る大きな存在」に成長

預かりボランティアがきっかけで、家族に迎えた保護子猫→5年の月日を共にし「手がかかるコ→いないと困る大きな存在」に成長

生後10カ月のころに、うなぎちゃんの成長を強く感じた出来事が

飼い主さん家族の家でずっと暮らすことになった、うなぎちゃん。子猫時代のうなぎちゃんは、先住猫のくうちゃんにいつもベッタリで、人に触られることを嫌がっていたそう。

飼い主さんのもとに来るのは「おやつと遊びのお誘いのときだけ」だったそうですが、気づくとうなぎちゃんは飼い主さんの足を踏んで寝ていたり、体の一部がなんとなく触れるような位置にきていたのだとか。うなぎちゃんの姿を見て、飼い主さんは「ツンデレなコなんだな」と感じたそうです。そんなうなぎちゃんは、とても優しくて面倒見がいい一面もあるようで、生後10カ月のころにはこんな姿を見せていたそうです。

飼い主さん:
「うなぎのきょうだい猫2匹が新しい飼い主さんのもとに行ってしばらく経ったころに、4匹の子猫を新たに預かることになりました。当時のうなぎはイタズラ・ワガママ三昧だったので『大丈夫かな?』と思っていましたが、うなぎは私の不安をよそに子猫たちをいつもそばで見守り、遊びを教え、大事そうに抱えて毛づくろいをしていたんです。
すごくいい“お母さん猫”代わりをしていたうなぎを見て成長を感じ、とても嬉しかったことを覚えています」

うなぎちゃんのおかげで、預かったコたちはみんな優しいコに成長し、新しい飼い主さんのもとで幸せに暮らしているそうです。

5才になったうなぎちゃんへ、今思うことは

その後もスクスクと成長するなかで、うなぎちゃんは飼い主さんにさまざまな姿を見せてきました。飼い主さんの行動パターンを把握して先回りしたり、言葉を覚えるのが早かったりと、賢い姿も見せていたのだとか。してほしくないことも、やんわりと「ダメだよー」と言っただけで理解してくれるようになったといい、飼い主さんは「子猫時代のイタズラ三昧が嘘のよう」と話しています。
また、飼い主さんにとっては感慨深いうなぎちゃんの変化も見られたのだとか。

飼い主さん:
「ツンデレなうなぎでしたが、今は膝の上やお腹の上に乗って寝たり、どんなに眠くても飼い主の後をついてくるような、ベッタリな甘えん坊になりました。ツンデレ卒業までに3年かかりましたが、うなぎの変化がとても嬉しいです。それでもまだ抱っこだけはNGなので、これからも気長に頑張っていこうと思っています」

うなぎちゃんたちと一緒に、癒し溢れる日々を過ごしている飼い主さん。最後に、家族になってくれたうなぎちゃんへ、こんな思いを語っていました。

飼い主さん:
「うなぎは“手がかかるコ”だと思ってましたが、いつの間にか“いないと困るコ”になっていました。転居をきっかけに預かりボランティアは卒業しましたが、いつか保護が必要なコが目の前に現れても、うなぎ母さんがいたら安心してお助けできるなと思っています。まわりに驚かれるくらい猫ファーストの私ですが、これからも猫たちのペースに合わせて、お互いにいい距離感を保って生活していきたいです」

写真提供・取材協力/@kumakounagiさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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