赤ちゃん用品は災害時まっさきになくなりがち、うちの子はきっと保存食は食べない…! 我が家の「ローリングストック」術

赤ちゃん用品は災害時まっさきになくなりがち、うちの子はきっと保存食は食べない…! 我が家の「ローリングストック」術

避難袋の中の非常用品をこまめに入れ替えるのは大変なもの。そこで青鹿さんが力を入れているのが「ローリングストック」。どういうふうにするといいのでしょうか?

「食べ慣れてないもの」はたぶん食べない!












備蓄を使っては補充していく「ローリングストック」

私が防災で最も力を入れていること、それは「ローリングストック」です。

これも「おうち防災」で学んだことですが、子どもは成長が著しく、「今必要なもの」を避難袋に入れていても、必要なものはすぐに変わってしまいます。

避難袋の中の非常用品を成長に合わせてこまめに入れ替えるのが一番いいのですが、忙しくてなかなか手がまわらないですよね。

ということで、普段から日持ちする食品や日用品を多めに買い置きしておき、日常生活の中で古いものから消費していき、消費した分を買い足していくローリングストックがおすすめなんです。

特に災害時は、子ども用品が手に入りづらくなりがち。いつも使っている量+1を心がけてストック! 目安としては最低3日分、できれば7日分の備蓄を政府も推奨しています。

育児用ミルク、ベビーフード、おむつ、おしりふき……これらのものは日常生活でも切らせてしまうと慌てるので、予備があることで助かります。さらに子どもは災害時でも「食べ慣れないもの」は食べてくれないリスクがあります。食べ慣れた食品を用意しておくと安心です。

長期保存食の備蓄も大切ですが、「保存」がきくよう塩分や糖分が多めだったり、大人の口に合うよう味付けが濃かったり、スパイスが効いていたりするので、子どもが食べられる味かどうか試食しておくのがおすすめです。

ローリングストックを心がけるようになってから、スーパーでの買い物も少し変化しました。特別な長期保存食でなくとも、案外スーパーには保存のきく食品があるのです!

通常は要冷蔵かつ賞味期限の短い豆腐も、常温保存OKで賞味期限が5カ月くらいの物もあります。缶詰も手軽にローリングストックができる食品なのですが、いかんせん場所をとるのがネック。しかし、最近はレトルトパウチのツナやフルーツなどもあります。また100円ショップなどで売っている圧縮タオルもおすすめです。公園やBBQ、海、キャンプなどのレジャーでも大活躍!

これらのものは普段の生活の中でストックできるので、特別に用意する防災用品と違って気軽だという利点もあります。防災用品を揃えていると、不安で気が重くなってくる私にぴったりです。ぜひ、試してみてください。

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