主人公の橘はるかさんは、フリーのイラストレーターをしている主婦。夫・まさるさん、1歳の息子・ゆうと君と3人暮らしをしています。はるかさんは、普段育児に関与せず、大切な話も過去の自分の言動も忘れているパパに苛立ちを募らせています。
ママがゆうと君をパパに任せて買い出しに出かけた日、パパの行動がきっかけでゆうと君は熱中症にかかってしまいました。
ママが指摘するとパパは逆上して壁に穴をあけ、話し合いから逃亡。パパに愛想をつかしたママは、ゆうと君を連れて実家へ戻り、離婚する意思を固めます。
一方、お酒を飲んで帰宅したパパは、ママが出て行ったと知り大激怒! 翌朝、ママの実家へ突撃してインターフォンを鳴らすと、応対したのは義父でした。
義父は、ママとゆうと君がいることを伝えたうえで「暴力を行使した相手と会わせることはできない」と明言します。「この扉を閉ざしたのは君自身」義父にそう告げられたパパは……?
自分に絶対的な自信を持つ夫、妻を見下して…
「あんまりだ!あんまりだぁ~っ!!」
義父に拒絶され、パパは大声で喚き散らします。
しかし、元柔道アスリートの義父と義妹には勝てないと怖気づき、
「お絵描きごっこなんかで生きていけるか、今後のことをよく考えろよな!」とママに捨て台詞を吐いて退散。
そして、3日後。ひとりきりの自堕落な生活を満喫するパパは
「お前には何もないだろう? 俺は仕事・収入・社会的信用、全部持っている」
「俺がいて初めてお前は人間になれるんだ」
とママのことを見下しながら、連絡を待つのでした。
パパは、ママが本当に求めていることに気づき、考え方を改める必要があるでしょう。パパが自分の非を受け入れずにおごり高ぶっている以上、関係修復は難しいかもしれませんね。
>>次の話
著者:マンガ家・イラストレーター くまお
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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