③被害をおさえるための「長期投資」「分散投資」
株価暴落の時に慌てないために、やっておくべきことが2つあります。
それは「長期投資」と「分散投資」です。
それぞれ説明していきますね。
長期投資
長期投資とは、株式や投資信託などの資産を長期間にわたって保有し、時間をかけて資産価値の成長を期待する投資手法です。
暴落時すぐに資産を売却して損失を確定してしまうのではなく、落ち着いて、長期的な視野をもって値上がりを待つことは大事な考え方の一つです。
特に投資信託においては、短期的な市場の変動に影響されず、「複利効果」を活かして安定したリターンを狙うことができる可能性があります。
時間が経つにつれて、投資した元本だけでなく、その利益に対しても利益が生まれ、雪だるま式に資産が増えていくのが複利効果。
暴落時に投資をやめてしまうと、これまで積み上げてきた複利の力を失うことになります。
暴落が起きても、冷静に長期視点を持ち続けることが非常に重要なのです。
分散投資
分散投資とは、投資リスクを分散させるために、異なる種類の資産や市場に投資を行う手法です。
基本的な考え方は、例えていうと「全ての卵を1つのバスケットに入れない」というもので、投資を分散しておけば、ある投資で損失が出ても、他の投資で損失を補うことができるという考え方です。
例えば、国内株式に加えて外国株式、さらにはリート(不動産投資信託)などにも資金を振り分けることで、特定の市場や国の経済状況に依存しないバランスのよい投資ができます。
また、市場全体が不安定になった時にも、リスクを抑えながら投資を続けることができるため、特に長期投資を行う際に重要な役割も果たしてくれます。
まとめ
今回は、株価が暴落した時に陥りがちな落とし穴と被害を抑えるためにしておくべきことについて説明しました。
パニック売りや損切りに走らず、冷静になることが大事でしたね。
そのためには専門家や家族の意見を取り入れることも重要であることを説明しました。
暴落の時に右往左往しないためには、長期投資と分散投資をしておくことも大切です。
「もっとよく知りたい」と思っても、子育てで忙しい中では、なかなか勉強する時間が取れませんよね。
今はXやYouTubeなどで、隙間時間で見られるコンテンツがたくさん出ています。
自分に合ったものを見つけて、ぜひ楽しく勉強して投資、NISAに対する理解を深めてください。
株価暴落の時に慌てないためには、知識を蓄えていくことが大事なのです。
文/綾部まと
配信: ASOPPA!
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