訪問診療は通院が困難な患者さまのもとへ医師が定期的に訪問し医療サービスを行います。医師に限らず看護などさまざまな医療スタッフが、患者さまに必要な在宅医療を提供します。通院の手間をなくすことができるので患者さまやご家族さまの負担が軽減するのが訪問診療の大きなメリットといえるでしょう。
必要書類を揃える
訪問診療の受診にあたっていくつかの書類を揃える必要があります。医療機関(かかりつけ医)からの紹介状や、お薬手帳、医療保険証、公費証明書、各種受給者証の写しなどが代表的ですが、利用する医療機関やその地域によっても異なるため、近隣の医療機関や役所に問い合わせてみると良いでしょう。そのほか、限度額適用認定証や限度額適用・標準負担額減額認定証等の写し、介護保険証、介護保険負担割合証の写しなどが必要になる場合もあります。
受診環境を整える
また訪問診療を受ける前に、患者さまの状態に合わせて受診を受ける自宅や施設の環境を整えておきたいところです。患者さまが過ごしやすい部屋づくりはもちろんのこと、必要に応じて福祉用具等も準備するようにしてください。訪問診療の申込前にすべてを整える必要はありません。訪問診療に携わる医療スタッフのアドバイスのもと進めていくとよいでしょう。
配信: 医科歯科健診コラム