順調に貯蓄を増やして、2,000万円超を貯めた人たちには、共通点があります。
そのひとつが、「ためないモノ」です。
2,000万円貯めた人が、お金は貯めても、ためないモノって、なんでしょう?
お金を貯めることと、なにか関係があるのでしょうか?
これをためてしまうと、お金が貯まらなくなるのでしょうか?
全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが「2,000万円貯めた人がためないモノ」について解説します。
ためないモノ:500円のビニール傘
外出先で急に雨が降ってきて、コンビニで500円のビニール傘を買ってしまった……という経験はありませんか?
雨が降っているし
濡れるのはイヤだし
500円だし
と、「ま、いいか」と買ってしまいがちです。
これが1回なら、OKですが、2回、3回と繰り返して、家にビニール傘がたまるようでは、お金は貯まりません
貯めている人は、1回目の失敗を教訓にして、外出の予定がある日は、朝、天気予報を確認します。雨の予報なら、折りたたみ傘を携帯します。
500円は大きな金額ではありませんが、天気予報を見れば防げた出費です。そして「塵も積もれば」で回数が重なれば、ムダにした金額も大きくなります。
小さな出費に敏感な人は大きなお金を貯めることができ、小さな出費に無頓着な人は大きなお金に縁がないかもしれません。
ためないモノ:5年以上入出金していない通帳
独身時代につくった通帳がそのままになっている
前の住まいの家賃引き落とし用口座を解約していない
ありがちな話ですが、長期間、お金の出し入れをしていない「休眠口座」がある人は、お金が貯まらないかも。
貯めている人は、自分の預貯金口座をきちんと管理しています。現在の総貯蓄額を知るには、自分がどの金融機関にいくら貯金しているかを把握する必要があるからです。
あっちの通帳にも、こっちの通帳にも、ちょこちょこ預貯金があると、全部でいくらあるか、わかりにくくなります。つまり通帳の数が増えると管理が面倒になるので、貯めている人は、使っていない通帳は残金を他の通帳に移して、口座を解約します。
また、ネットバンクを利用している場合、ネットバンクには通帳がないので、口座自体の存在を忘れてしまう危険性もあります。
お金は増やしても、使っていない通帳は増やさないことが大事です。
配信: サンキュ!