「乗るはずの高速バスが目の前で発進。『待って』と叫ぶも意味はなく、それを見ていた見知らぬ夫婦が...」(新潟県・20代女性)

「乗るはずの高速バスが目の前で発進。『待って』と叫ぶも意味はなく、それを見ていた見知らぬ夫婦が...」(新潟県・20代女性)

新潟県在住の20代女性・Uさんはその日、地元に帰るための深夜バスに乗り遅れてしまった。

慣れない東京の夜。途方に暮れる彼女に声をかけたのは……。

<Uさんからのお便り>

2019年か20年ごろのことです。

その日は東京に観光に来ていて、深夜の高速バスで地元に帰る予定でした。

しかし、乗り場に向かう電車が事故の影響で停止。すぐに動くかと思いきや全然動かず、バスの時間に遅れそうで……。

「待ってください」という叫びもむなしく…

私はその電車を途中で下りて慌ててタクシーを拾い、バス乗り場に向かいました。

しかし、「待ってください~!」と叫んだのもむなしく、バスは目の前で行ってしまいました。

慣れない土地。夜。どうしようもなくその場に立ち尽くしていたら、「大丈夫?」と声をかけられました。

一組のご夫婦で、一部始終を見ていたそうです。

ご夫婦は「バスセンターに行けば他のバスに乗れるかもよ」と言って、私をそこへ連れて行き、手続きまで付き添ってくれました。

無事他のバスの空きが見つかり、そのご夫婦にお礼を言うと「良かったね~じゃあね」と言って去って行かれました。

「予定があったかもしれない、早く帰りたかったかもしれない」と申し訳ない気持ちもありつつもとてもありがたく、私も困っている人が居たら助けてあげられる人になろうと思いました。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、ありませんか?

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