まるで迷路?! 驚きと発見が待つ展示空間
ジオパークは楽しく学べる、遊べるをコンセプトにしており、それぞれのエリアは立体的に展示された空間、まるで迷路にきたような遊び心と色使いが楽しく、2023年には「日本展示学会賞」を受賞しました。
館内には大人も子ども満喫できる、仕掛けやワクワク空間が溢れていますよ。
まず4つに分類されたエリア空間は、リアス海岸が美しい「北部宇和海エリア」、肱川源流の近くで広がる宇和盆地や下流の河成段丘が特徴的な野村盆地を有する「肱川上流エリア」。
日本最古級の特異な地質を有する「黒瀬川エリア」、石灰岩が雨水などによって溶けてできたカルスト台地の雄大な景色が楽しめる「四国カルスト・舟戸川エリア」を、カラー別で表現しています。
親しみやすい形で解説された大地の成り立ち、自然と人々の関わりがみえてきます。
その中でも、スマートフォンを使って楽しんで学べる「ジオクエスト」をご紹介!
「ジオクエスト」というゲーム形式は、8つのクイズコースを選択して遊ぶことができます。
カセキドクター・イキモノガガリ・クラシノタツジンなど、興味や得意なコースからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
実はパネルの側面には、数字が隠れていますよ~!
この数字はクイズを解く肝心な「キーワード」♪
全問正解まで辿りつけば、あなたもジオミュージアム博士になれるかも?!
「ジオクエスト」クイズコースを4つクリアできた方には、ジオミュージアム限定の記念品をプレゼント♪
クイズに答えながら、「ジオ」を意識するとまた違った日本のこと、地球のことがみえてきますよ。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
またミュージアム内には、“地球の記憶”ともいえる貴重な岩石や化石、鉱物などを紹介してあり、「触れたらダメ!」ではなく、“触れていいよ”のマーク。
実際に触れて、触って感じることも大切だと教えてくれます。
積極的に木育を進めている西予市の魅力を最大に活かした施設内には、無料スペース「ジオカフェ」があり、小さな子どもも楽しめる玩具、ヒノキでできたボールパークなど木の温もりを感じながら遊ぶことができますよ。
テーマを設定した企画展や講演会、イベントなどを随時行っている企画展示室も設けられており、木製のイスやベンチに腰掛けてゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
その他様々な体験プログラムも用意されているのも魅力の一つ!
河川地形の実験装置「エムリバー」や、世界に一つだけの「岩石標本づくり」、本物の化石からとった型を使った「アンモナイトレプリカ作り」もおすすめです。
小さなお子様でも楽しめるのでぜひ参加してみてくださいね。
ミュージアムの屋外スペースには芝生広場や遊具も完備されており、家族のお出かけにもぴったりの施設です。
大地の成り立ちを知り、大地が育んだ多様な自然や生態系、そこで暮らす人々の営みを丸ごと感じることができる「ジオパーク」の世界に飛び込んでみましょう!
全国「かまぼこ板の絵」展覧会inギャラリーしろかわ
隣接する「ギャラリーしろかわ」は森の中の小さな美術館として知られています。
紅葉とともに歩く秋の小道は、紅葉やイチョウの木が色鮮やかに彩り、自然いっぱいの空気を味わいながら入り口まで癒しのひとときを案内してくれますよ。
「ギャラリーしろかわ」では日本画や洋画を始め、彫刻や陶磁器、ガラスなど幅広いジャンルの芸術作品を展示しており、現在は西予市を代表する文化イベント【全国「かまぼこの板の絵」展覧会】を2024年7月22日~2025年1月13日まで開催しています。
平成7年に始まり今年で29回目となる全国「かまぼこの板の絵」展覧会の原点は、開館2年目にギャラリートークをした折笠勝之氏(洋画家)が、かまぼこ板に描いた油絵を職員にプレゼントされたことが、「絵はいつでも誰でも、なんにでも描ける」とヒントになり、かまぼこ板に描いた絵を全国に募集し始めました。
今回のテーマは「伝わる想い、つながる心。」
全都道府県及び海外(インドネシア・モンゴル・台湾・フランス)から、応募者数6,342人が描いた6,157点(板の枚数11,082枚)の応募作品すべてが展示されています。
作品は写真と見分けがつかないほどのリアリティや、作者の独自のアイデアが光るものなど、この中から輝く入賞作品を5人の審査員が厳選して、選びます。
ぜひ今年の「最優秀賞作品」をご覧になってみてくださいね。
配信: イマナニ