なぜ「“3児の母”ママタレ」に人気が集まるのか? 藤本美貴・横澤夏子に、近藤千尋も絶好調

なぜ「“3児の母”ママタレ」に人気が集まるのか? 藤本美貴・横澤夏子に、近藤千尋も絶好調

今年8月、第3子となる娘さんを出産したタレントの近藤千尋さん。これで3人の娘さんを持つママとなりました。ママタレ界ではこの”3児の母“が覇権を取りつつあります。その理由を考察します。

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藤本美貴・横澤夏子MC『夫が寝たあとに』が好調の理由

2023年10月から放送されているテレビ朝日系列のバラエティ番組『夫が寝たあとに』(テレビ朝日系)は、ともに3児の母である藤本美貴さんと横澤夏子さんがMCを務めるトーク番組。育児や夫の愚痴や悩みや赤裸々な本音をゲストと繰り広げる内容です。


同番組ではMCの二人がトークを盛り上げつつも、ゲストを含めた子育て当事者全般の悩みに寄り添う場面が印象的。1児の母の菊地亜美さんゲスト回では、「3人だといい感じに適当になる。1人のほうが大変」と藤本さんが本音を吐露。その肝っ玉ぶりに、毎日子育てでヒーヒー言っている当事者は勇気をもらえたはずです。

一方で4児の母である辻希美さんゲスト回では「長女の子育てをもう一度やり直したい」と語る辻さんに対し、横澤さんが感動で涙を流す場面も。子育てにリアルタイムで悩み苦しむ視聴者からすると、辻さんはすでにずっと前を走り切っている大先輩のように感じたと思われます。そして辻さんというより、この発言に感動した横澤さんのほうに強く共感し、「今の子育てを頑張ろう」と再確認できたのではないでしょうか。

3児の母の二人は、同じ“子育て”に奮闘している身近な親近感がありながらも、3人というきょうだいの多い家庭を回す強さや達観ぶりが垣間見えます。世間から支持を集めやすい「ママタレとしてのバランス感覚」は、3児の母だからこそ身についているのかもしれません。

「3児の母」は“憧れ”であり、ハードルが高いもの

言わずもがな子どもは何人産み育てても大変なことに変わりありません。子どもの数だけで子育ての頑張りを評価することは意味をなさないでしょう。しかし1児の母、2児の母からすると“3児の母”は別格な印象を持ちやすいと周囲を見ても感じます。

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2児の母である知人は「共働きでも都心に住んでいたら2人までが精いっぱい。3人の子育ては広い家と経済力、子育ての協力体制、体力などあらゆるものが揃っていないと厳しい」として3人目を諦めたそうです。少子化のこの時代ですが、「子どもは本当は3人ほしい」、「3人目は諦めた」という人は意外と少なくありません。それくらい「3児の母」は憧れであり、ハードルが高いものなのでしょう。

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