不妊治療を始めたいと思ったら、2人の生活習慣を今一度見直してみましょう。
前向きに生活を楽しむことが、治療を続けていくためにも大切です。
【For Women】ストレスは妊活の大敵です。1人で抱え込まず2人で話し合い、前向きに不妊治療ができる工夫を
★十倉陽子先生からのアドバイス
忙しく働く女性が増え、1日3回の食事が2回になったり、仕事が多忙で睡眠時間が十分に確保できなかったりすることが増えていませんか? そんな中で「妊活もしなきゃ!」と精神的に追い込まれたりするようでは本末転倒。家事をシェアしたり、忙しいときは外食やケータリングを利用するなど、少しでもラクをする工夫を。また、おふろにゆっくりつかる、アロマの香りでリラックスしてみる、ウォーキングや軽いストレッチを日々の生活に取り入れるなど、無理せずにできることを2人で話し合い、始めてみるだけで、少しずつ変化が現れるはずです。妊娠体質に近づくためには、2人の生活習慣を今一度見直して、体と心の改善に取り組むことが何より大切。妊活中の今こそ絶好の機会です。
【For Men】まずは自分の状態を知る。そして2人で協力し合い、妊活を楽しむことが妊娠への近道
★ 江夏徳寿先生からのアドバイス
基本的に健康にいいことは、精子にとってもいいことです。そのためには食生活や睡眠時間、飲酒や喫煙の習慣などの見直しが必要ですが、とくに気をつけたいのが精巣(睾丸)の温度管理です。そもそも精巣は唯一、体外に出ている臓器。それは精巣が体温より低い温度でないと、精子をつくり出せないからです。サウナの入りすぎや高熱なども精子に影響を与えますので、まずは検査を受けて自分の状態を知ることから始めましょう。
かつては女性が主体だった不妊治療も、保険適用後は2人一緒にクリニックに訪れるのが基本となりました。今のライフスタイルを維持しながら2人で協力し合い、妊活を楽しむ心のゆとりを持つことが、妊娠への近道です。
配信: たまひよONLINE