英語が得意な親が、子どもに英語を教えるときに陥りがちな罠。子どもが英語嫌いになったときの挽回方法とは?

英語が得意な親が、子どもに英語を教えるときに陥りがちな罠。子どもが英語嫌いになったときの挽回方法とは?

おすすめの遊び:Simon says(サイモン セッズ)

『モンテッソーリ式 英語が好きな子の育て方』(日本実業出版社)より

伊藤 最初はうまくいっているように見えても、絵本や手遊びは飽きてしまうことがあるかもしれません。子どもの成長とともに興味・関心は移っていくので、それにあわせて私たちも新しいネタを仕入れるというか、グレードアップしないといけないと思います。いつも同じ歌や遊びで子どもが「もういい」となってしまったら、やり過ぎで子どものペースにあっていないのかもしれませんね。

英語を嫌がったら「ゆるめる」ことも大事

――子どもが英語を嫌がるときは、どうすればいいでしょうか?

伊藤 過度にやり過ぎると、子どもはすぐに拒否反応を示すものです。そのときにはゆるめること。「やりすぎちゃったな」と気づいて、子どものニーズにあわせてゆるめることは大事です。強制的にやらせると英語嫌いになってしまうので。そもそも英語はコミュニケーションの手段でしかないんです。「コミュニケーションの手段として欠かせないもの」と感じてもらうために、おうちではゆるめて、外で英語を話す人と触れあう機会を作る。そうやってその人たちともっと話したかった、遊びたかったというモチベーションを上げるきっかけを作ったらいいと思います。

聖夏 英語を習いに行くのがつらい、という場合はピアノやサッカーといった別の習い事で、英語を話す先生を探してみるといいかもしれません。そうすれば、好きなことについて友達みたいな感覚で話せるんじゃないかな。

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