愛猫を短命にしかねない『NGなご飯の与え方』3選 正しい食事のポイントも解説

愛猫を短命にしかねない『NGなご飯の与え方』3選 正しい食事のポイントも解説

猫にとって、ご飯は健康状態に影響を与える大切な要素のひとつです。今回は、ご飯にまつわるやってはいけない与え方を紹介します。正しいご飯の与え方を知り、愛猫の長生きにつなげましょう。

3.置き餌をする

置き餌とは、ご飯を置いたままにしていつでも自由に食べさせる方法です。「面倒だから」「多頭飼いだから」と置き餌にしてしまっている家庭は少なくないと思いますが、猫の健康のためには決していいとはいえません。

その理由は、ドライフードが酸化してしまうためです。

市販のドライフードには酸化防止剤が入ってはいますが、そもそも長時間放置することを前提として作られていません。そのため、置き餌にしているうちに酸化が進み、栄養が損なわれてしまう危険性があるのです。

栄養不足だけでなく、放置することで雑菌が繁殖する場合もあります。ゴミが混入したり風味が悪くなるため、猫にとっても気持ちのいいものではないと考えられます。

猫のご飯は、その都度用意して与えるのが鉄則。万が一、決まった時間に餌を与えられない場合は、自動給餌器を使ってみてもいいでしょう。

正しい食事のポイント

1日の給与量を守る

猫のご飯に関しては、給与量が最も大切なポイントになります。目分量ではなくグラムで測りながら与えることも重要です。ほとんどのキャットフードにはパッケージに体重ごとの給与量が記載されているため、参考にしてください。ただし、体質によって太りやすい、痩せやすいといった違いはあるので自宅で定期的に体重測定を行い、理想体重を維持できているか確認してください。愛猫の様子によっては、獣医師と相談して与える量を決めると良いでしょう。

1日の回数を決める

子猫は週令によって数時間おき、幼猫は1日3回、成猫は1日1~2回の食事回数が理想といわれています。ただしこれは、あくまで理想です。すぐにお腹を空かせてしまうような猫や吐き戻しが多い猫は、3~4回ほどに分けて与える方が結果的に食べすぎを防げます。食事回数に関わらず、1日あたりの給与量は守ってくださいね。

食事スタイルの変更はちょっとずつ

食事回数や時間を変える場合は、ちょっとずつ変えた方が猫にストレスがかかりません。突然回数を減らしたりせず、段階的に変えるようにしてください。必要であれば、自動給餌器の利用もいいでしょう。

水分補給も忘れない

猫はあまり水を飲まない動物ですが、水分不足になると泌尿器系疾患のリスクが上がります。ご飯のそばに水を置いたり、ウエットフードをトッピングしたり、ご飯と一緒に水を飲ませる工夫をしてみてください。

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