「大腸がんの主な5つの原因」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「大腸がんの主な5つの原因」はご存知ですか?医師が徹底解説!

大腸がんの検査法

大腸がんの主な検査は便潜血検査と大腸内視鏡検査があります。大腸がん検診では便潜血検査を行い、陽性になった方には二次検診として大腸内視鏡検査に進むことになっています。大腸がんは一度の検査で見つからない場合もあるので、定期的な受診が必要です。

便潜血検査

便潜血検査は便の中に赤血球の成分であるヘモグロビンがあるかどうかを抗体を用いて判定します。大腸がん検診では40歳以上の方に便潜血検査の2日法を毎年行うことを推奨しています。便潜血検査が陽性であれば、大腸内視鏡検査を行い、大腸がんや大腸ポリープの有無を検査します。便潜血検査は大腸がん検診の項目にも入っており、一般内科・消化器科で検査可能です。

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は肛門から大腸をカメラで見る検査です。一般的には全大腸を観察する全大腸内視鏡検査のことを指します。全大腸内視鏡検査を受けることで大腸がんの罹患リスクを67%減少することが示唆されています。40歳以上の方、血便などの症状がある方、大腸がん検診で陽性になった方、すでに大腸ポリープなどがある方は積極的に消化器科で検査を受けましょう。

「大腸がんの痛み」についてよくある質問

ここまで大腸がんの痛みなどを紹介しました。ここでは「大腸がんの痛み」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

手遅れとなる大腸がんの症状について教えてください。

齋藤 雄佑 医師

腹部の強い張りや嘔吐を繰り返す、食事が摂れないような症状が出るときは、大腸がんが進行して腸閉塞を起こしている可能性があります。このような症状が出た場合にはすぐに内科救急を受診しましょう。

大腸がんを発症すると便はどんな色になりますか?

齋藤 雄佑 医師

大腸がんの特徴的な症状に血便があります。大腸がんによる血便の色は鮮やかな赤色の場合が多いとされています。対照的に、胃などの口に比較的近い部位からの出血では便が黒色になることが多いので、知っておきましょう。

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