猫からの「好きです」のサイン(3)しっぽを体にくっつける
猫のしっぽはあいさつのほか、好きな気持ちを伝えたいときにも使います。しっぽのつけ根の背中側に臭腺があり、ここを絡ませてニオイを交換することが、親愛の印になるといわれています。
飼い主さんの体に、猫がわざとしっぽをくっつけてくることがありますが、これは自分のニオイをつけて安心するためと考えられます。
《応え方:指を輪っかにしてしっぽをスッとなでて》
猫がしっぽをくっつけてきたときは、しっぽのつけ根の背中側にある臭腺を触って刺激してあげましょう。つけ根をなでた延長で、親指と人差し指を輪っかにして、しっぽの先に向かってスッとスライドさせます。このとき、しっぽは握らないように注意してください。
猫は相手とニオイを交換したり、自分のニオイをすりつけたりすることで、「好き」や「もっと仲を深めたい」という気持ちを伝えているようです。今回ご紹介したコミュニケーション方法を参考に、ぜひ愛猫とよりより関係を築いてくださいね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2021年4月号『猫同士のコミュニケーションがお手本! 愛猫と気持ちを通わす“ネコメソッド”』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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