●代理人「どんな基準があるのかを示して」
提訴後に記者会見を開いた代理人の亀石倫子弁護士は「これまでも法廷警察権が問題にされた裁判はあるが、今回の裁判の特殊性は3つの事案を取り上げているところ。法廷警察権は裁判長の権限で、裁判長によって判断がまちまちだが、それでいいのか。今回の訴訟で、一体どのような基準があるのかを示してほしい」と話した。
鈴木さんは「私が行った裁判は判決言い渡し期日で判決要旨が読み上げられるだけなので、レインボー柄の靴下のまま入廷することが法廷の秩序を乱すとは到底思えない。裁判長が不必要な規制をしていて、法廷警察権の行使が恣意的に行われている」と述べた。
清水さんは「再審で無罪判決が出たのはよかったが、こういった法廷警察権行使の違法性や、裁判を傍聴する権利を狭めてきたことはやっぱり問題にしていかなくちゃいけない。それで提訴することにした」と語った。
配信: 弁護士ドットコム