NHK紅白歌合戦に通算11回出演し、トリを飾ったこともある国民的アーティスト・いきものがかり。メンバーたちが高校生の時に結成された同バンドだが、当時から他校にファンがいるほど有名で、結成当時は海老名、本厚木、町田、相模大野などといった小田急線沿いの駅で路上ライブを行い、着実に実力と人気をつけて、現在の地位を確立したようだ。
そんないきものがかりだが、路上ライブをしていた当時、集客でかなわなかったという“人気者K”について、11月9日に放送された音楽番組「with MUSIC」(日本テレビ系)で話している。
なんでも、小田急線の新百合ヶ丘駅で路上ライブをした際には、その人気者Kに集客で完敗していたとのこと。人気者のイニシャルがKと紹介されると、番組MCのフリーアナウンサー有働由美子は「コブクロ」と予想したが、正解はなんとピン芸人の狩野英孝。
狩野の名前を聞いた有働らからは驚きの声が上がっていたが、いきものがかりのボーカル・吉岡聖恵は「駅なのに、ライブハウスかな?っていうくらい人がいるんですよ」と、当時の狩野の人気について説明している。
「いきものがかりのリーダー・水野良樹と同い年である狩野は、元々ミュージシャンを目指して宮城県から上京。過去のブログで18歳の時に新百合ヶ丘駅で2人組で路上ライブをしていた写真をアップしています」(エンタメ誌ライター)
とはいえ、狩野は新百合ヶ丘をホームグラウンドに路上ライブをしていたのに対して、いきものがかりは冒頭でも説明している通り、小田急線沿いの複数の駅で路上ライブを行っており、特にメイン地域としていたのはメンバーたちの地元である神奈川県海老名市と、厚木市だ。
「新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区)では、固定のファンが多い狩野に分があるのは当然のこと。それでもこれまでのバラエティ番組でも『狩野に負けた』と素直に話していますし、その謙虚さもいきものがかりの人気の所以でしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
しかしながら、ホームグラウンドだったとはいえ、実力派グループのいきものがかりにファンを奪われなかった狩野もやはり只者ではない。今年8月には香川県で開催された中四国最大規模の野外音楽イベント「MONSTER baSH」のメインステージに「50TA」名義で登場し、やはり他のアーティストたちも嫉妬してしまうほど、オーディエンスを沸かせて存在感を示している。
要するに、いきものがかりも狩野も、それぞれの業界で長く活躍できていることがスゴい!
(本多ヒロシ)
配信: アサジョ
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