管理栄養士のともゆみです。秋になって柿がスーパーでたくさん陳列されているのを見かけるようになりました。柿は果物の中ではお財布にやさしくて買いやすいので、この季節になると頻繁に食卓にのぼります。そのまま食べてもおいしい柿ですが、シロップ漬けにするとトロっとした食感になり、これもまたおいしんだそう。YouTubeチャンネル「coris cooking」で見つけたので、作ってみたいと思います。
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YouTube「coris cooking」は、ケーキや焼き菓子、ジャムなど、お菓子作りを主に配信しているYouTubeチャンネルです。お菓子作りの楽しさを多くの人に知ってもらいたいという思いが込められているそうです。
今回は、その中から柿のシロップ漬けを作ってみたいと思います。シロップ漬けにしたものをそのまま食べてもおいしいし、ケーキにのせたり、焼き菓子に混ぜたりしてもなじみがいいそうです。余ったものは冷凍用保存袋に入れて冷凍保存も出来るそうですよ。
「柿のシロップ漬け」の材料と作り方
【材料】
柿…2個
砂糖…100g
水…100ml
※動画では上記の2倍の量で作っています。
【作り方】
1. 鍋に水、砂糖を入れて中火にかけます。沸騰して砂糖が溶けたら火を止めて冷ましておきます。
2. 柿はへたを取り、皮を剥きます。1/6~1/8個にカットします。今回は柿が大きめだったので1/8に切りました。
3. カットした柿を保存瓶に入れて、冷ましたシロップを注ぎ入れます。
4. ラップをのせます。
5. フタをして冷蔵庫に入れます。
6. 冷蔵庫に入れて3日ほど経ち、柿がやわらかく半透明になったら完成です。
やわらかくなって食べやすい甘さ♡
中までシロップが染み込んでいますが、思ったよりも甘さが強くなくて爽やかな甘さで食べやすいです。食感はやわらかくなっていますが、生の柿がやわらかくなったときのどろっとした食感と違って、シロップ漬けはさくっとした歯ごたえが残ったままのやわらかさがあります。香りもよく、照りも出て見た目も美しいです。ケーキの上にのせたりデザートの盛り合わせに添えても映えますね。
※長期保存する場合は、冷凍用保存袋に完成した柿のシロップを入れて冷凍保存します。下の画像は冷凍後30分ほど室温に置いたものです。
冷凍すると歯ごたえは消え、やわらかさが増し、少しもっちりとした食感になりました。色は鮮やかなままで、味も冷凍前と変わらないおいしさですね。
柿の成分
柿にはビタミンCが非常に多く含まれています。柿1個で1日に必要なビタミンCが摂れてしまうほど(厚生労働省の日本人の食事摂取基準推奨量より)。ビタミンCには風邪のウイルスを抑える働きがあり、インフルエンザなどの感染症を予防する効果が期待できます。柿は二日酔いに効く果物としても知られており、渋みの元であるタンニンにアルコール分解作用があることと、カリウムの利尿作用があることと合わせて、二日酔いの元になる有害物質を体外に排出してくれます。
柿は生のままで食べることしか知りませんでしたが、シロップ漬けにしてもとてもおいしく食べることができました。シロップ漬けにすると、変色を防ぐどころか色鮮やかでとてもおいしそうな色になったので、お菓子作りにも最適だなと思います。よかったら参考にしてみてくださいね。
参考文献:
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ
配信: あたらしい日日
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