実はNG?「コート着せたままチャイルドシート」理由は?正しい装着方法も解説

実はNG?「コート着せたままチャイルドシート」理由は?正しい装着方法も解説

冬だと「寒いかな?」と心配して、上着を着せた上からチャイルドシートに子どもを乗せてしまいがちですよね。しかし実は、防寒着とチャイルドシートの組み合わせが危険だとご存知でしょうか?新生児でもチャイルドシートに乗せるとき安全を優先した服装を心がけましょう。この記事では、冬に上着を着用した厚着の状態でチャイルドシートに乗せてはいけない理由や、正しいチャイルドシートの装着方法などをご紹介しますので、防寒着とチャイルドシートの組み合わせで悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。

防寒着とチャイルドシートの組み合わせは要注意!

冬場についやってしまいがちな防寒着とチャイルドシートの組み合わせ。しかし子どもに防寒着を着せたままチャイルドシートを利用するのは実は危険性があるとご存知でしょうか?冬に上着を着たままチャイルドシートを装着すると、滑りやすい素材の生地が肩から外れてしまうことがあるのです。

たとえば滑りやすい防寒着である「ダウンジャケット」を着たままチャイルドシートに子どもを乗せるとハーネスが締まりきらず、肩部分からハーネスが外れてしまいかねません。

上着の厚みでちゃんとハーネスが締まっているか確認しにくいのも上着を着用した状態の難点です。

もし事故にあったり急ブレーキをかけたりすることがあれば、ハーネスが外れて子どもの体が中に舞い、チャイルドシートをしていないような状態になることも…。

チャイルドシートのハーネスは、子どもの体に密着するよう装着させることが基本。冬にチャイルドシートを装着する際には寒さが気になるかもしれませんが、厚着をさせるより、上着を脱いだ状態で装着させるほうが安心です。

寒い時期の正しいチャイルドシート装着方法

それでは、冬の寒い時期に正しくチャイルドシートを装着するための詳しい方法を見ていきましょう。新生児にチャイルドシートを装着する際には、次のようなポイントを守って服装に気をつけて安全性を高めてくださいね。

正しいチャイルドシートの着用方法

それではまず、正しいチャイルドシートの着用方法から紹介します。手順を追って解説しますので、今一度確認してみてくださいね。

1. 車のシートの形にあわせてチャイルドシートを設置する

2. シートベルトを通すための場所を確認する

3. 座席にチャイルドシートを固定する

4. シートの上に圧力をかけてぐらつかないようにする

5. シートベルトを引きながら締める

6. 調整用ベルトを使って締め具合を確認する

7. 子どもを乗せて指が入るぐらいの締め具合にする

8. 子どもの肩よりも高い位置にハーネスがくるようにする

チャイルドシートを着用する際には、まず座席シートにチャイルドシートをしっかりと固定することが重要です。膝で体重をかけながら、しっかりとぐらつかないように固定しましょう。

固定し終えたら子どもを乗せますが、ハーネスを肩の上にくるようにすることと、隙間にパパママの指が入るくらいの締付け具合にすることがポイント。

あまりに締め付けすぎると子どもが苦しくなりますし、ゆるすぎるとチャイルドシートの効果が半減してしまいますので、安全性を保ちつつ少しゆとりがあるくらいに調整してください。

防寒着はチャイルドシート装着後に

チャイルドシートに子どもを乗せた後、冬なら防寒着で寒くないようにしてあげたいですよね。冬場に防寒着とチャイルドシートを併用するなら、チャイルドシート装着後に防寒着を着せるのがおすすめです。

一つ前の項目で解説したように、チャイルドシートに子どもを装着した後に、冬なら上から防寒着の上着や毛布をかけて暖かさを守りましょう。

防寒着に袖を通していなくても、上からふわっとかけてあげるだけでちゃんと暖かくなりますので、厚着をしたままチャイルドシートに装着させることは控えてくださいね。

寒い時期の防寒着とチャイルドシートどうしてた?先輩ママの体験談

寒い時期には防寒着とチャイルドシートの組み合わせをしがちですが、先輩ママたちは冬の車内で子どもの身の安全と健康をどのように守っていたのでしょうか?ママリに寄せられた投稿の中から紹介します。

…中略…

トレーナーくらいまでの厚さの服で乗せて,ひざ掛けみたいな毛布?をかけています😊

下ろすときにできれば車の中で上着着せたほうが良さそうですが,うちは狭くて面倒なので,そのまま抱っこ紐に入れて,抱っこ紐ケープしてます!くっついてるし親の上着あるので少しの時間ならそのままいけます👍…中略…

出典:
qa.mamari.jp

こちらは寒さが厳しい雪国に住む先輩ママからのコメントです。上着を脱いで少し厚着した状態でチャイルドシートを装着すれば、冬でも寒くありませんし安全性も確保できますね。

あくまでも「上着」ではなくトレーナーなどの「厚着」で防寒することがコツです。

しかし、やはり毛布など上からは羽織れるものは必須ですので、ブランケットなどを用意しておけば安心でしょう。

外に出るときも、車内で子どもに上着を着せてから外に出させるなど、子どもが急な寒風にさらされないように気をつけてくださいね。

長時間乗る時は肌着+オール+ベストもしくはベストの代わりにひざ掛けを掛けてチャイルドシートに乗せていました。最初何も考えずに防寒着を着せて1時間ほど走ってたら急にギャン泣きしてチャイルドシートから下ろすと汗でびっしょりだったことがあったので、着せすぎずそれからはひざ掛けを活用してます。

出典:
qa.mamari.jp

子どもに厚着させた状態でチャイルドシートを着用すると、安全性に問題があるだけでなく、子どもにとって暑すぎる…という問題も浮上するようですね。あまり厚着しすぎると体温の高い子どもは汗をかいてしまうようです。

こちらの先輩ママたちのように、冬でも上着は脱がしてからチャイルドシートに乗せたほうが、子どもにとっても居心地良くなるのではないでしょうか。

防寒着とチャイルドシートの組み合わせはNG!

パパママは良かれと思って着せていても、冬用の分厚い上着を着たままチャイルドシートに乗せると、万が一のときに子どもの体が飛び出してしまう可能性もあります。防寒着とチャイルドシートの組合わせはNG。

チャイルドシートに乗せるときは厚着をさせず、ハーネスが子どもの体に密着するようにすることがポイントです。

ただ、「子どもが寒いのでは?」と不安なこともありますよね。そのようなときは、チャイルドシートに子どもを乗せた後、防寒着や毛布をふわっとかけてあげればOKです。

子どもは体温が高いので、厚着をすると反対にチャイルドシートの中で蒸れてしまいがち。子どもの快適さと安全性を考えるなら、あえて冬でも上着なしでチャイルドシートに乗せるほうがおすすめですよ。

記事作成: ママリ編集部

(配信元: ママリ

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