初対面の犬は勝手に触ってはいけない? 意外と知られていないリスクや注意点をご紹介

初対面の犬は勝手に触ってはいけない? 意外と知られていないリスクや注意点をご紹介

外出先で犬と出会うと触りたくなりますが、勝手に触ってはいけません。初対面であれば、なおさら注意が必要です。この記事では、初対面の犬に勝手に触ってはいけない理由と、そのリスクや注意点もご紹介します。

初対面の犬に勝手に触ってはいけない理由

犬を飼育する人が増えているため、以前よりも犬連れで歩く人の姿が多く見られるようになりました。可愛らしい犬を見つけると、つい手で触れてみたくなりますよね。

しかし、いきなり犬に触るのはNGです。ここでは、初対面の犬に勝手に触ってはいけない理由をまとめました。

犬によって性格が違うから

さまざまな性格の人間がいるように、人懐こい犬もいれば、警戒心の高い犬もいます。生い立ちなどによっては、人に対するトラウマを抱える犬もいるため、急に近づくと恐怖心を与えてしまうこともあります。

特に初対面の人間に対して犬は警戒しやすいため、勝手に触るとその犬に嫌なトラウマを植え付けてしまう可能性があります。

犬の状況がわからないから

知り合いの犬であれば「最近体調が悪い」「触られるのが苦手」といった情報がある程度わかりますが、初対面の犬だとほぼわからないですよね。

普段は穏やかな犬でも、その日によって体調が異なります。妊娠中や闘病中など、刺激を嫌がるケースもあります。

これまで出会った犬は大丈夫だったとしても、過剰な自信を持つのは危険です。世の中には補助犬や盲導犬など、任務をこなす犬もいるため、急に触ると迷惑になる場合もあることを理解しましょう。

飼い主に嫌悪感を持たれるから

飼い主さんにとって愛犬は家族の一員であり、守る責任があります。そのため、愛犬に対してむやみに近づく人がいると、少なからず警戒するものです。

お子様連れの方も、子どもが勝手に触らないように配慮しましょう。

驚いて噛みつかれる可能性があるから

警戒心の強い犬を急に触ると、驚いた拍子に飛びついたり、噛み付いたりする危険があります。このような場合、犬の飼い主が責任に問われてしまうことが多いです。

お互いにのためにも、可愛い犬がいるからといって安易に触るのは避けましょう。

初対面の犬とコミュニケーションを取る方法

他人の犬に決して触れてはいけないという訳ではなく、近づく場合は手順を踏むように心がけましょう。ここでは、初対面の犬とコミュニケーションを取る方法をご紹介します。

飼い主さんにOKをもらう

可愛い犬を見つけたら、まず始めに「触ってみてもいいですか?」と飼い主さんに了承をもらいましょう。もし断られたとしても、犬にも事情があることを理解して、その場を離れることが大切です。

少しずつ近づく

飼い主さんがOKを出してくれたとしても、急に近づいてはいけません。驚かせないように少しずつ距離を縮めて、犬が警戒しているうちは動かないようにします。

しゃがんで犬と目線を合わせる

距離を縮めることができたら、犬と目線を合わせるようにしゃがみます。上から覗き込むと怖がらせる可能性があるため、警戒心をほどくためにもしゃがむのがおすすめです。

手の甲を近づけて匂いを嗅がせる

犬は匂いを嗅いで相手の情報をチェックする生き物です。まずは、手の甲をそっと近づけてみましょう。

犬が自ら近づいて「クンクン」と匂いを嗅いでくれるのは、自分に対して興味を持ってくれているサインです。

その犬が好きな場所を撫でてあげる

犬といえば「頭を撫でる」という人が圧倒的に多いですが、頭に手を近づけると「叩かれる」と怯える犬もいるため下から触るようにしましょう。

また、犬によって触ってよいポイントは大きく異なるため、必ず飼い主さんに「どこを触っていいですか?」と質問してみてください。その犬が好きなポイントをそっと撫でてあげながら、優しいトーンで声を掛けましょう。

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