予防のために飼い主さんができること
若い頃からできる予防は、体づくりです。丈夫な筋肉や適正体重を保つことは、関節症の予防に効果的です。
積極的に遊ぶ時間をつくって運動をうながし、肥満の予防のために、食事は適切な量を守りましょう。
肥満になってしまうと、体重を支える関節に負担を増やしてしまうばかりか、糖尿病や心臓病などを引き起こす原因にもなります。
もしすでに高齢猫であれば、特に気になる様子が見られなくとも、年に2回ほどは定期健診を受けて、目に見えない些細な変化にも気づけるように配慮しましょう。
また、高い場所にも登りにくくなるため、ステップを設置するなど、できるだけ関節に負担をかけないような環境を整えてあげることも大切です。
まとめ
高齢猫に多く見られる関節症とは、関節のクッションの役割を担う軟骨のすり減りによって、痛みを引き起こす病気です。
加齢だからと単純に考えるのではなく、動作や見た目の変化から、関節症の兆候を見極めていきましょう。
なかには、痛みにより、飼い主さんに触られることすら拒む猫もいます。
ライフステージに合わせた予防が必要であり、丈夫な筋肉や適性体重の維持は、若い頃から意識しておきたいものです。
予防をしても完全には防げませんが、早い段階で猫が抱える不調に気づくことが、何より大切でしょう。
配信: ねこちゃんホンポ
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