難しい単語を使っていないのになかなか使いこなせない英語表現はたくさんあります。
今回は、映画のタイトルにもなった、素敵な表現について外資系企業での就業経験も豊富な、RGPでコンサルタントをされる松本雅利さまにお話を伺いました。
つらい時につぶやきたいひとこと
インド映画というと近頃話題となったRRRをみなさん思い浮かべるかもしれません。
アクションあり、ロマンスあり、笑いあり、踊りあり。米国アカデミー賞の舞台を席巻したのも記憶に新しいところです。
でも、今回ご紹介する英語表現『ALL is Well』は2013年に大ヒットしたインド映画のタイトルです。
実は原題はこれとは違いますが、邦題の「きっと、うまくいく」は、『All is Well』をタイトルから持ってきたもののようです。
この映画の中で、主人公が難局に当たると、胸に手を当ててこういうのです。
All is Well.(万事順調・何も問題ない・すべてうまくいく)
ちょっとつらいことがあったときなど、日常生活、会社生活で胸に手を当ててこれを言ってみませんか。この主人公がそうですが、絶対絶命の時も、この言葉で救われていきます。同じような状況の周囲の人にかけてあげる声としてもおすすめです。
英語の学習方法、まずは単語を覚えろ・・・は正しい?
「英語は単語を覚えろ」
と、大学受験などもそうですが、学校の先生に言われたこともあるかと思います。
そして実際のところ、ある程度は単語を知っていないと理解できないという側面も否めないのは事実です。
しかし、子供が日本語を覚えるのに文法や単語の意味は意識していません。
親の喋ること、大人の喋ることを真似て喋っているわけです。
そのように考えると、映画はそういうフレーズの宝庫なのです。
この映画の原題は「3 Idiots」です。
「3人の馬鹿者」「3バカトリオ」とでもいうのでしょうか?
物語の中核を担う3人の学生は、実際にはエリート校に通う優秀な生徒ではありますが、確かに仲が良くおふざけが好きで、こんな表現も似合います。
でも、個人的には日本でつけられた邦題が一番しっくりとくるような気がします。
「きっと、うまくいく」。
[執筆者]
松本雅利
RGP Japanコンサルタント
早稲田大学社会科学部卒業
米国ゲーム会社の日本法人でキャリアをスタート。
その後、米国などに長期滞在しながら、比較的外国人の揺さぶりに弱い小さな外資系企業から仏系自動車会社、ブルームバーグといったの比較的大きな外資系企業など、外資系企業への勤務歴は30年以上にもおよぶ。
今はRGP所属のコンサルタントとして日々の業務にあたるとともに、ビジネスパーソンのSNS、Linkedinクリエーター として情報発信も行っている。
RGP JAPAN
配信: キレイ研究室
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