Snow Man・深澤辰哉のエピソードから感じる、“芸能界の厳しさ”
B美 アクロバットで言うと、40ページのふっかとひーくんが一体化しているカットを見てよ。うつ伏せになったふっかが、後ろからひーくんに両脚を持たれた状態で、空中で上体起こししているような体勢なんだけど、ふっかの足が見えないから、ザ・たっちの「幽体離脱」ネタみたいな構図になっちゃってる。ページをめくった瞬間、一瞬どうなっているのか理解できなくて、頭がパニックになった。
C子 確かに、ひーくんの上半身からふっかの体が生えてきてるみたい(笑)。一方、48~50ページは事務所創業者・ジャニー喜多川氏に関するエピソードが載ってるね。性加害問題以降もジャニー氏とのエピソードを載せる「Jジェネ」、一貫してるなあ。
B美 48ページによると、Snow Manの前身ユニット・Mis Snow Manが結成されたときにメンバーに名前がなかったふっかは、「焦ってジャニーさんに電話した」んだね。当時、大きなケガをしてジュニアの活動をお休みしていて、プライベートでA.B.C-ZとKis-My-Ft2の合同コンサートを見に行ったら、グループ結成を知ったそう。そこで「俺、忘れられてんじゃね?」と思ってジャニーさんに電話したら、「入っちゃえばいいじゃん」の一言で、グループへの合流が確定したんだって。
C子 このとき、連絡を入れなかったら、その後の展開は「きっと違ってましたね」と本人は振り返っていたけど、自分から売り込む力がないと生き残っていけないっていう、厳しい世界だってことを、あらためて感じさせられるエピソードだよね。でも、こんないい話を聞いた後になんなんだけど……51ページの立ち姿も、ジワジワ笑えてこない?
B美 これもまた足が細い! マイクとセットの一部がつながっているように見えるから、棒につかまって遠くにいる孫に手を振りながら歩いてるおじいちゃんみたい(笑)。
宮舘涼太はSnow Manを「一番下で一番支えている存在」――滝沢秀明が贈った“名言”
C子 54ページからは舘様のソロだね。前半はジュニア時代だけど、若い頃はかわいらしさも残っていて、素朴な少年って感じ。
B美 舘様といえば「ロイヤルな貴族」っていうイメージが定着してるけど、60~61、62ページの下の写真を見てもわかる通り、舘様はいつも姿勢が良い! 気品があるように見えるゆえんはここにあるのかも。あと、66ページのタッキー(滝沢秀明)から舘様への手紙のくだり、今読むと感慨深い。
C子 14年春の『滝沢歌舞伎2014』の千秋楽で、タッキーがSnow Manメンバーに宛てた手紙が紹介されたんだよね。舘様には「もしかしたら、君はSnow Manの中で一番下で一番支えている存在なのかも」「おとなしい宮舘だけど、Snow Manの中では大きい存在かも」なんて言葉を贈っていたって書いてある。
B美 これ、かなりの名言では? 実際、近年のSnow Manのブレイクには舘様のキャラクターがお茶の間に浸透していったことが大きかったと思うし。ほら、朝の情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)での活躍とかさ。
C子 デビューして自分の立ち位置を理解して、ある意味、吹っ切れたんじゃないかな。貴族キャラで一見おとなしく見えるけど、バラエティは全力でやって、笑いも取りに行くっていう。
B美 あと気になった写真は、75ページの舘様かな。表情とか顔の角度、体のひねり具合とかが亀ちゃん(KAT-TUN・亀梨)に似てない? 尊敬しているだけあって、動きとかも亀ちゃんっぽいときがあるけど、これは意識せずに似ちゃった感じ。眉毛のキリっとした感じも似てるもん。あ、78ページも亀ちゃんが降臨してるわ。
配信: サイゾーウーマン