SNSによるメンタルヘルスへの悪影響
SNSの代表格であるX(旧Twitter)は、日本国内の月間アクティブユーザーが(約)6千650万人とも言われ、インスタグラムを超えるユーザー数を誇ります。多くの人がSNSを利用することで、コミュニケーションや情報の行き来が活発化するようになりました。しかし、SNSにハマればハマるほど危険なのが、メンタルヘルスへの悪影響です。
あらゆる情報をリアルタイムでインスタントにキャッチできるSNSは、わたしたちの暮らしに浸透し、切っても切れない存在です。便利なツールである一方、SNSによるメンタルヘルスへの悪影響が問題視されるようになりました。
メンタルヘルスにネガティブな影響を与える要因は「比較」「サイバーブリング」「情報過多」「受動性の高さ」の4つにあると考えられています。他者との比較から来る劣等感や妬みによってフラストレーションがたまり暴力性が高まる、ネット上のいじめや中傷被害を受けることで心身に不調をきたす、止めどなく流れる膨大な情報にストレスや不安を感じるなどの影響が挙げられます。
SNS断ちのメリット
ポジティブな感情を盛り上げる一方、負の感情の増幅にもつながり、毒にも薬にもなるのがSNSです。承認欲求が満たされることの快感、情報のキャッチアップに対するプレッシャーから、依存性の高いツールとも言えます。
SNS断ちすることで得られるメリットには、ストレスや不安などのネガティブな感情が解消されるという点です。今までSNSに費やしていた時間を、自分自身を見つめ直す時間に充てる、膨大に流れ込んでくる情報をシャットアウトして脳を休むことに徹する、といったように時間の使い方を変えるだけで、人生の選択肢や視野が広がることにもつながります。
配信: LASISA