子どものころから文字や絵で補足しながら会話を楽しみ、やがて伝えたいことを頭の中で反芻するうちにそれを漫画として描くようになったという、キタハタエミ(@emi_kitahata)さん。Instagramにて趣味で描くエッセイ漫画を公開している。
今回は、キタハタエミさんが2019年から投稿している「夫の見た幽霊」シリーズから、「夫の見た幽霊 エレベーター/吹聴」を紹介。こちらは、猫の姿で描かれた“幽霊が見える夫”の不思議体験を題材にしたエッセイ漫画の3作目だ。本作の見どころや裏話などを、作者のキタハタエミさんに聞いた。
■見える理由は霊感?感受性が強い?それとも危険回避能力が高いだけ⁉︎本人は暗示のように「自分には霊感なんかない」と言うが…
作者のキタハタエミさんが描く「夫の見た幽霊」は、基本的にノンフィクションだが、「漫画を読んだ夫から、『違うよ。本当はここに4人いたんだよ』『ポーズはこんな感じじゃない』と指摘されることがたまにあります」と語った。そして、「人に話すと追体験の感覚になるようで、こちらから尋ねない限りあまり詳細を話してくれません。夫からすると事実と異なる部分があるのかもしれません」と教えてくれた。
キタハタエミさんの旦那さんは、幽霊が見えることを、周りの人や幽霊にも気付かれないようそっと生きているそう。見える理由は霊感なのか、感受性が強いだけなのか、もしくは危険回避能力が高いだけなのかもしれない。旦那さんは、暗示のように「自分には霊感なんかない」と言ってるそうだ。「なぜ見えるのかは、自分でもよく分からないみたいです」と作者は話す。
エミさんが旦那さんと電話しているとよく混線するそう。例えば、旦那さんは「今、外で帰り道だよ」と言っているのに、後ろから複数の男女が楽しく盛り上がっているような声が聞こえたことがある。そのときは、「ちょうど、お墓の前を通っていたらしいんですけど。楽しそうでいいですね(笑)」と話す。
取材協力:キタハタエミ(@emi_kitahata)
配信: Walkerplus